見出し画像

100万円の価値

12月に入ってよく耳にする話題といえば
クリスマスプレゼント何にする?だ。

我が家は結婚してからクリスマスプレゼントは無しということになっている。お洒落して美味しいものを食べに行くのが恒例の過ごし方だ。
なのでこの問いは、自分へのクリスマスプレゼント何にする?に変換させていただく。そしてもうマフラーを買ってしまった。これをつけてディナーに行くのだ。

私の数少ない友人の間で人気のプレゼントはバッグだった。どのバッグをおねだりしようか考える乙女達はキラキラしている。一緒にあれこれ考える時間が私も楽しい。


そんなある日、同い年の友人が奥さんへ100万円するCHANELのココハンドルをプレゼントしたと聞いた。ひとりで店舗へ行きさらりとプレゼントしたそうだ。すごい!

帰って旦那さんに話すと、物欲皆無の彼、
100万円のプレゼントならハワイにすると言った。ほう。それもいい!

100万円のプレゼントをもらう予定はないのに私はこういう話題が大好物だ。その人の価値観を知ることができて面白い。




あなたは、100万円のプレゼントを買うとしたら何にする?
貰えるとしたらなにが欲しい?


ひとつ言っておくと、恋人にこの話をするときは期待を含めてはいけない。今回私は、彼からCHANELのバッグをプレゼントされることはないとさりげなくほぼ確定した。欲しくなったら自分で買うんだと意気込んでいる所存である。
それで時々、旅行先やふとした時に口にする「これ欲しい」が突然のプレゼントになったりして。私はそんな男が好みなのだった。
(数年前。プレゼントで貰ったハイブランドのクラッチバッグを筆記用具入れにしていた時はたまげた。急いでネットで調べてそのブランドの説明をしたことがある)

一体クリスマスや誕生日にプレゼントを渡す儀式はいつから始まったのだろう。
プレゼントの儀式がないというのは期待も義務もないから身軽だ。そして捧げたい時に捧げるプレゼントは楽しくて、結構嬉しい。




そもそもプレゼントを選ぶ時は相手の顔を思い浮かべて、これ似合いそうだなとか喜んでくれそうだなとか考える時間が楽しくて好きだ。
プレゼントを貰ったときは、私のことを考えて選んでくれた時間が嬉しい。ふとした会話を覚えてくれていた物だったり似合いそうだと思い出してくれた物だったり。想像すると愛すぎる。


その人のことを考えた時間とその人のために稼いだ時間。プレゼントって時間を捧げることなのかも。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?