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一番憎むべき狂気とは、 あるがままの人生に、ただ折り合いをつけてしまって、 あるべき姿のために戦わないことだ

これはミュージカル『ラ・マンチャ の男』の中の有名なセリフ。今回初日の舞台を観て1番心に刺さったセリフ。

あ、諦めて、現実に折り合いをつけて生きてきたなぁ、この10年。夢を見ることも、追うことも諦めて、現実に流されてきた。そうしなければつらくて生きて来れなかったんだと思う。

ガツンと頭をクネクネ曲がった剣で叩かれたような気分。だからこそ『見果てぬ夢』に向かう狂気のドンキホーテが羨ましくもあり、神父の『狂気のままの方が幸せかもしれない』も、『そうかもなぁ』と感じる。

今回は白鸚さんのファイルステージ。残念ながら初日3日目からコロナで公演中止中。1日でも多くファイルステージが上演出来るように祈ると共に、この素晴らしい作品が次世代に受け継がれることを願います。

パンフの中に色んな方からのメッセージがあるけど、市村正親さんの『ところで次の『ラ・マンチャ の男』やる人って誰?大変だよ!』 本当誰だろうか。市村さんでもちょっと見てみたいと思うのはわたしだけだろうか。

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