【自分の蕾は自分で咲かせる】 

現在高校3年生の元気と笑顔いっぱいの女子高生です。

私のこの17年間で得た物。私はただの高校3年生ではないと思っています。だからって特別だとは思っていません。理由は簡単で、自分の生き方をしているからです。私は年長から器械体操を始め、小2でバレーボールを始め、スキーやスノーボード、スケート、さまざまなスポーツをやって来ました。
小3の時に出会った陸上競技で私の人生はこれだと思いました。実際今までの競技成績は全国大会6度出場、そのうち全国4位、5位に入賞。中学3年間は都道府県選抜4継メンバーとして全国大会に出場。中学3年生の時は、県選抜の女子キャプテンに就任しました。みんなを引っ張る存在でいる事、常にトップでいる事に私は負担を感じませんでした。それが生きがいだったのです。高校は圏外の強豪校に進学しました。そこで続けられる嬉しさ、喜びは今でも覚えています。とても幸せでした。高校2年生になり、大学進路などの話が進んできました。もちろん、私は陸上を始めた時からプロ選手を目指していました。そのため、周りの協力は偉大な物でした。沢山の方の支えがありました。私よりも一所懸命に動いてくれた母と祖父。先生、コーチ。でも、このまま陸上競技だけで行く事が少し不安でした。私は私自身に、可能性を感じていました。元々絵を描く事も、歌う事も、踊る事も、詩を書く事も、話を聞いてあげる事も話す事も、大好きでした。もちろん、陸上選手は素晴らしいです。誰よりも早く走る、飛ぶ、投げる、0.001秒の世界ですから。でもその素晴らしい世界に9年間も居続けれた事で、私は十分でした。そして、新しい一歩を踏み出したかったのです。あと一年で卒業でした。強豪校で3年間陸上競技を続けたことは胸を張って自信に繋がるでしょう。でも、私はそのあと一年を有効に使いたかったです。他に自分がやってみたいこと、もしかすると花が開く蕾も、水をあげなければ太陽を当てなければ咲きません。なんでもやって見なければわかりません。陸上競技を辞めようと思った時に、私は母にこう言いました。「ねぇ。これって挫折っていうのかな。」母は少し黙り込んで、戸惑いながらこう応えました。「もしかしたら挫折かもね。でもあなたは、折れ続けずにもう歩き出している。」その言葉を聞いた時、いつものようにそっと背中を押してくれた母に感謝しました。さぁ、大学受験は今年です。今、沢山の蕾に太陽や水をあげ始めました。
どれが咲くか分かりませんが、全部気がすむまであげ続けたいと思います。私は強い。胸を張って頑張ります。

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