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「不幸の四捨五入」を始めたら。土星を使うタイミング

最近わたしは、ウッカリ絶望する出来事がありました(笑)。これを、土星を使って乗り切ることが出来たので、シェアしたいと思います。

土星 : 観察・そぎ落とし・メンテナンス


最初の予兆は、電磁波アレルギー

以前から傾向はあったのだけど、東京での占星術講座を終え帰る途中、新幹線の電磁波がどうにもたまらず、自宅に戻ると体調を崩し、しばらく寝込んでしまったのです。「う~ん。∞アストロジー講座を届けるために全国行脚するつもりだったけど、働き方を考えなきゃいけないな~」そんな風に感じました。

この時はまだ、さほど落ち込んではいませんでした。


続いて、両親が軽度の認知症と発覚

愛知県で二人暮らしをしている両親が、軽い認知症と分かったんですね。3秒前のことを忘れてしまう。思い出せない。短期記憶の欠如。

また両親は、ホームに暮らしている母方の叔父を、月に一回病院に連れて行っており、その車の運転や手続きが立ち行かなくなってきた。

まあ、月一程度の検診ならさほど負担じゃないし、他の身内も頼れる。叔父にはお世話になってるし、両親の様子を見つつ、お見舞いやサポートを続けていこう、と腹を決めました。

この段階でも「最近、いろいろあるな~」くらい。で、続いて。


身内の一人が若年性アルツハイマーの予兆

叔父の検診や両親のサポートを、手伝ってもらおうと思っていた身内の一人がですね。「ここ最近、おかしい…」とわたしに相談してきたんですね。30代の若さで、半日分の記憶がまったく消えていることが在る、と。若年性アルツハイマーかもしれないと。

この時点でわたし、いきなりドカンと絶望しました。

「嘘でしょう…。心配だよ…」
「いや、それだけじゃない。これからわたし、どうなるんだろう…」
「叔父さん、お母さん、お父さん、そして〇〇(身内の名前)。これからわたし、4人を面倒みていくことになるんだろうか…。 独身で体も弱いのに…」
「世界に∞アストロジー届けられるの? ていうか無理でしょ?」

と、こんな感じの絶望アナウンスが、頭の中をグルグル。
夜中ずっと一人で泣いて過ごしたり。悲劇のヒロインのごとく「あたしって可哀そう…」の海に、じゃぶじゃぶに溺れてみたり。

そして…水(感情)の質が満足するまで十分にひたりきったら、土星スイッチを入れ、起きていることを観察し始めました。

土星:心のメンテナンス力

土星は、感情に呑まれることなく、全体を冷静に見ることの出来る天体です。大いに感情を味わった後に「そろそろ、土星の出番やな~」とどこかで冷静なわたしがいて、観察を始めたんですね。

その結果、ウッカリ「不幸の四捨五入」をしていることに気が付いた。「不幸」と言うのは分かりやすくするための、言葉の綾。「自分にとって、負担に感じる出来事」と言い換えてみましょう。これを四捨五入していた。どういうことかと言うと…。


例えば、「4人も面倒を見ることになるの?」なんて嘆いていますが、叔父さんはホーム暮らしをしていて、サポートするのは月に一度。しかも経済的にとてもお世話になっていて「月一回のサポートなら、むしろ光栄だ…」くらいに、最初は思っていたはずなんです。

それを絶望スペクタクルに呑まれて、勝手に「負担枠」に入れた上、「面倒をみる」という大きめの風呂敷にざっくり包んでしまう。これが所謂、「不幸の四捨五入」

6程度の負担をどんぶり勘定し、10扱いにする。結構皆さんやりがちなので、点検してみて。そして、もう一つ。


未来を勝手に不幸眼鏡で予測

「両親と〇〇がこの状況ってことは、わたし全然動けなくなるんじゃない?」
「あれもこれも、わたしがやって…。ていうか仕事する時間あるの?」
「ゆくゆくは老々介護?+ワン…」

みたいな感じで、まだ起きてもいないことを、不幸眼鏡を付けて予測し続ける。これも絶望状態から抜け出せなくなるウッカリパターンです。

わたしの場合、牡羊座に太陽と木星があり、そもそも「誰かのケアをする」ことにエンジョイできる質ではない。牡羊座は良い意味で自己中(笑)。

「わたし、これがやりたいのっ!」
「え?そうなの? じゃあ準備しようか。じゃあ日にちきめようか」
「ううん!今やりたいから、やるね! あなたは、これお願いね!」

みたいなサインなんですね(笑)。人の予定や状況はおかまいなし。やりたいからやる。今やる。そんな質のわたしにとって、4人もの家族を面倒見る(と感じる)状況に、がっくり来るのは、まあ仕方がないことかもしれません。

でも、それでもやはり全ての突破口は、起きていることの観察から始まります。特に良いこともちゃんとピックアップし、「現状」のテーブルに並べていくこれが土星の仕事なんですね。

良いことその1.

わたしが「一緒に暮らそうか?」と持ち掛けた時、両親ともに「どうにか二人でやりたいんだ!」と言ってくれた。ガンコとか拒絶とかのエネルギーではなく、自立への欲求という感じで、二人の心の強さみたいなものを、感じたんですね。

つまりまだ現段階では、月に何度か両親の元へ行く、連絡する、どうしても必要な時だけサポートをする、といった状況。

良いことその2.

働き方についても。少し前からオンラインサロンの話が出ており、最近この準備が始まったところ。

おまけに∞アストロジー®講座の動画も「編集してもいいよ!」と言う仲間が現れて、告知から5日ほどで、受講希望者も5名。順調なんですね。こうして土星を使い「現状のテーブル」に負担と良い点を並べた結果。

「つまり、動画で講座をしていけって流れなのね」

と結論付けました。そして「めちゃめちゃ分かりやすいじゃない~!宇宙、やるなあ!」と言う、ポジティブ視点に着地することが出来たんですね。皆さんぜひ、この超スペックの高い土星じいを、まずは心の内側から、日々使ってみてください。


土星を持たない人はいない。つまり練習すれば、観察は誰でもできる。

土星の魅力をつづった記事は、moccuma.netのサイトに掲載中。こちらもお勧めです。さ~て、動画講座の作成に向けてがんばるぞ~!それではまた!

◆【動画受講〆切10/30】新占星術∞アストロジー®講座
2016年、著者木星が12星座神話の分析から導きだした、全く新しい占星術。みずがめ座時代に生まれた新世代の占星術のいぶきを、一足早くお感じ頂ければ幸いです。
http://moccuma.net/2018/10/09/1-3/

#ライター
#西洋占星術
#水瓶座時代 #土星

魔法の占星術テキスト『モッくまくんの星のレッスン』の著者。書籍での独学は難しいと言われる西洋占星術を、知識0の状態から読み始め、「即日使える」レベルにまで習得できるマスター本です。moccuma.net では、第一章からすべてを試し読みいただけます。