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#毎日詩
今日の詩 5/1/21
長く住んでいた街には
古い寺があり
参道は背の高い木々で縁取られていた
久々に訪れた街は
新しい道ができるという名目で
木が抜かれている
崩壊していく地図
通学路がなくなる
と同時に
私が小学校に通った
という記憶も断ち切られていく
受取人のない感情をつれて
どの街にもあるコーヒーショップでコーヒーを飲んだ
味は見事にうまくもまずくもなかった
それから
どの駅といわれてもそんな気がする駅の
日々の詩 19/12/20
これから
先の見えない季節がはじまる
木々は葉を落とし 世界は色を失い
生き物の気配は森にはない
ふと名を呼ばれた気がして顔をあげると
角の家のろう梅が咲いていた
冬至もまだなのに
もう
次の季節の準備は始まっている