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メディア・リテラシーについて

こんにちは(^^)

報道には偏りがある。

初めてそう知ったときは驚きましたが、考えてみれば、同じイベントを作文に書いたって10人いれば10通りになるんだから、伝える人の意図が含まれるのはあたりまえだと気づかされます。


青少年に、判断力や批判力を与える必要はない。彼らには、自動車、オートバイ、美しいスター、刺激的な音楽、流行の服、そして仲間に対する競争意識だけを与えてやればよい。青少年から思考力を奪い、指導者の命令に対する服従心のみを植え付けるべきだ。国家や社会、指導者を批判するものに対して、動物的な憎悪を抱かせるようにせよ。少数派や異端者は悪だと思いこませよ。みんな同じことを考えるようにせよ。みんなと同じように考えないものは、国家の敵だと思いこませるのだ。

(ナチスの宣伝相に就任したゲッベルスにヒトラーが言った、とネットなどで流布している有名な言葉。)


Q. なぜドイツはあれほどに無謀な戦争を始めたのか?

A. もちろん、一般の国民は戦争を望みません。ソ連でもイギリスでもアメリカでも、そしてドイツでもそれは同じです。でも指導者にとって、戦争を起こすことはそれほど難しくありません。国民にむかって、我々は今、攻撃されかけているのだと危機を煽り、平和主義者に対しては、愛国心が欠けていると非難すればよいのです。このやりかたは、どんな国でも有効です。

(ヒトラーから後継者の指名を受けていたナチスの最高幹部、ヘルマン・ゲーリングの発言。1945年ニュルンベルク裁判にて)

『世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー』(森達也、イースト・プレス、2011年)より


恐ろしいこと言われていますね…「ナチスのやり方に学んだらどうだね⁉」と言ったこの国の高官の顔がチラチラ浮かびます。現代にもヤバい人がいるなぁ。

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