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エイズで亡くなった僕の伯父さん

手先が器用でなんでも出来た伯父さん
母親の兄貴
日本各地を「男はつらいよ」の寅さんのようにテキ屋で日銭を稼いでいた

昔は手先が器用で手打ちのパチンコで出禁になるほどの器用さ
「これで勘弁して下さい」とお金を渡されると
器用だから真面目に寿司屋でお鮨を握っていたのに祖父に「テキ屋を手伝え」と言われテキ屋の道に

祖父とタッグで仕事をして日銭を稼ぐ日々
寅さんのようにのらりくらりと生きた
私が知る限り結婚して離婚して息子がいるみたいだが、その従兄弟とは会った事が無い

酒は飲まないが、聞いた話だとパチンコ屋に行けば頼んでもいないのに店員がコーヒーを入れてくれるなど、持って生まれた親分肌なのだろう

小学生の頃、従兄弟と魁!!男塾のアニメを見ていたら、「これなら見てもいい」と男発言もしていた
戦後生まれの体罰を受けてきた影響だろうか

小学生の頃、先生からの体罰で人差し指と中指の間に棒を挟まれ、後遺症で指と指の間に穴が空いている
基本的に体罰にうるさくは言わないが、ゲシュタポ(ドイツの秘密警察)レベルになると別である

私が高校生の頃になったら会わなくなったが、当時タイ人と付き合いエイズで亡くなった(その時は売春の影響で特にタイ=エイズのイメージが強かった。)
今であれば生きる事ができるが、当時は2000年代初頭
まだ薬が発達していなかった
発達していなかった分、良い人体実験だったらしく格安で東京の医療が受けれたとの事

そんな男を売りにした伯父だが、エイズが発症してガリガリに痩せて車イス生活している時に母親達とディズニーランドに行った
とても喜んでいたと言うから面白い
死に際になると童心に帰るのかしら?

ギャンブルもせず器用だが祖母の血が強く遊び人気質で真面目に仕事をしなかった報いかもしれないが、気楽で羨ましい部分もある
家の裏が墓場で怖いもの知らずだった伯父さん

そんな伯父さんをダメにした祖母の血を次回説明したいと思います

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