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地鶏のガパオの入った弁当20食を夜に配達という事で注文頂いた事がある。当時の取引先のX社に地鶏を13時迄に届けてもらう様に注文をしたが届かない。やっと届いたのが15時。それもブラジル産の冷凍鶏。担当者に聞いたら上司が『代わりに持っていけ』といったとの事。到底使えないので近くの百貨店で高額の地鶏を購入。コスト割れだが信用重視で調理してお届けした。
何とも怒りが収まらないのでX社に電話したら専務のY氏が来社し『ばれへんから良いでしょう』との逆切れされた。勿論X社とは爾後取引を中止した。

振り返ればこの上場会社X社。黒毛和牛を注文したら『KUROGE』ブランドのオーストラリア産の肉を納入して来た過去がある。牛肉表示も原産地や種により複雑だ。神戸ビーフと弊社が表記して提供している場合は当然ながら証明書を出してもらっている。しかし神戸の街に行けばレストランの名前が神戸とついていても、オーストラリアやアメリカの肉を提供しているし黒毛和牛と銘打っていても国産ではなく黒毛和牛の種を交配したオーストラリア産『WAGYU』を提供している店もある。Y氏の取引先は正にこの実践者だ。

国産牛肉も様々だ。取れるポーションによって霜降りもあれば赤身もある。牛の種類は短角牛、黒毛和牛、そして国産牛。この国産牛はものによって
乳牛のホルスタインのお乳が出なくなった後、数か月間、美味しい牧草を食べさせて香りを付けた後、屠殺されて国産牛として販売されているらしい。
これでは、OGビーフやUSビーフの方が余程ましだ。僕たちは自分の舌を信じるしかない。腹黒のX社や店に騙されない様に慎重に行動したいものだ。


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