准胝仏母修理日記

准胝仏母と二竜王の古いお像を入手しましたので、その修理日記を書くことにしました

准胝仏母修理日記

准胝仏母と二竜王の古いお像を入手しましたので、その修理日記を書くことにしました

最近の記事

スス払いをしてみた

最初に、柔らかそうな手持ちの筆でスス払いをした とりあえずは、マングース筆で 九州の寺院の持仏だったらしいので、かなり黒ずんでいて、拝まれています。 仏像自体は、木目が出ていて(白檀?)、金の裁金細工かもしくは金で線描で模様が入っている 波や蓮華、銀を塗って盛り上げをしてある部分が、酸化してしまって黒くなっているので、酸化銀の黒が表に沁みださないように、樹脂で薄くコーティング処理してから、胡粉でモデリングして細工を盛り上げて、金箔を貼れる部分は貼って、隠そうと思う

    • 江戸時代くらいの破損した准胝仏母

      江戸時代くらいの破損した准胝仏母(准胝観音・准提観音・准提仏母)を入手しましたので、その修理過程を記録しようかなと 最初見かけたときに、あまりにも埃を被ってお気の毒に思えたのでオークションで落札して、お身拭いをしてさしあげたかったのですが、最初は値段が高くて、修理費用を考えるとても手が出せなかったのですが、少し下がりまして何とか入手出来ました。 先日、師僧に抜根していただきました。 最初、家に来られた時には、「仏さま」という感じがしていたのですが、お性抜きしていただいて

    スス払いをしてみた