わからず終いはもったいなえのさ
烏野vs.稲荷崎戦の中盤、宮侑のサーブに苦しむ西谷の回想で出てきた祖父の言葉。このシーンの前に「怖いことが懐かしい」とも発言していて、西谷が自分自身の弱さと向き合う作中でも貴重なシーンとなっています。
「怖い」という感情が「わからない」状態に由来することを伝えたいシーンだと読み取れます。「わからない」をそのままにしておくと「怖い」。しかしその「怖い」に向き合って「わかる」にすると「怖くない」。「わかった」うえで「怖い」であれば、助けてもらう。
わかれば怖くないし、万が一怖くても助けて貰えばいい。だから、わからず終いはもったいない。
人生や仕事でなにか壁にぶつかった時。目を背けるのは簡単だと思う。でもちゃんと向き合えば、それはただの壁じゃなくて自分を何かから守ってくれてる盾かもしれないし、より良い道を標す看板かもしれない。たとえ壁でも迂回の仕方や登り方も向き合ってるうちに見えてくるはず。
わからず終いはもったいない。
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