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入院生活とRED-i

2023年6月23日。仕事中、急に立ちくらみがして、椅子を用意して、机にもたれかかろうとしたら‥椅子に座れない‥まるで地上にいるのに溺れているようだった。たまたま遅番で来た社員さんが様子がおかしいと思い、すぐに救急車を呼んでくれた。
目が覚めると、すでに病院のベッドで‥身体の左半分が動かない‥
【脳出血 左被殻出血】で、200ml出血‥もし300ml出血なら、すでに死んでいたという。ソノ後遺症で左半身が麻痺。。
入院初日、まったく動かなくなった腕と脚を観ながら‥『あぁ、終わったな‥』と思いながら‥なぜかRED-iのMIYUちゃんの顔が脳裏によぎった。コノ時、何故、MIYUちゃんだったかはわからなかったけど『あぁ‥もう会えなくなっちゃうんだな‥』って思った。
初日、寝返りをうった際、『なんだ?ベッドに邪魔なモノがあるな』と思ったら、マネキンか丸太のように感覚すらなくなった自分の腕だった。
最初の1ヶ月は地獄のような日々だった‥慣れない病院の生活‥指一本動かすのもやっと。ベッドから起き上がってなにかするのも厳しく、ベッドから落ちてまともな右腕側の鎖骨も骨折し、両腕が使えないなんて状態で三週間位過ごしたりした。
ようやく1ヶ月位経って集中治療室からリハビリ棟に来た頃、自分の脚で数m位歩けるようになった。ようやく、もうかつての自分のようには動けないことを納得させ、繋がってない筋肉ではなく、新しい神経と筋肉でまた一からやり直そう‥そう思い出していた頃。
ふと“一瞬でも 永遠でも 君を想い 歌い続けるよ”のワンフレーズが‥RED-iの『ラプソディノイズ』のワンフレーズが脳裏をよぎった。
ソレまで、生活の中に一切入って来なかった“音楽を聴きたい”って想いが帰ってきた!
そして、深夜、不安や痛みで眠れない夜を過ごしていても、必ず夜明けは来る‥昇る朝日を観ながら、RED-iの『CRAZY SUNRISE』“不安で眠れない夜も  何気なく過ぎてった日々も 一度限りのBeautiful Life 終わりじゃなく ここから始まる僕の夢”って歌詞に滅茶苦茶励まされながらリハビリを頑張った。
またソノ頃には、ライブ仲間が結構な頻度でお見舞いに来てくれていて。『SIUちゃんの歌、すごく良くなったから聞いてほしい!』とか『この前、レッドアイさん観たんだけど、金髪の子‥アノ子の歌‥滅茶苦茶凄い。ホンモノって感じた』とかライブに行くのが楽しみになるような言葉をいっぱいもらえた。
入院から約半年‥ようやく退院できた‥が、まだまだ身体は完調にはほど遠かった。が、ソレでも、歩きのリハビリとかの手応えからして‥“案外、ゆったりと観る分にはライブ行っても大丈夫なんじゃないの???”って手応えはあった。
そこでまず、誰に逢いたいか?を自分に問いかけた時、入院した時に一番最初に脳裏をよぎった人。RED-iのMIYUちゃんに逢いに行くことにした。
場所は池袋サウンドピース。最初は『行くだけ行って、サウピの階段を観て、降りられそうか??で、入るかどうか決めよう』って位のニュアンスだった。
ところが、そう思ってサウピの前に来たら、なんとRED-iのメンバーと遭遇(笑)!RINちゃんは『泣きそうだった‥』と本当に涙ぐみながら迎えてくれたり、SIUちゃんは満面の笑みで出迎えてくれた。
ライブ終わって特典会。約半年ぶりに話をする。
『感動の再会』とチェキに書いてくれたMIYUちゃん。半年以上前に頼んだTシャツをこっちが話をする前に覚えていてくれて出してきてくれたRINちゃん。
帰ってきて、“自分の場所がココにはある”感をすごく感じた。
そして、他の現場もちょこちょこ観ながら‥ コノ半年で1番成長していた‥俺が観たい景色を見せてくれる存在になってくれていたのがレッドアイで。25分とかかもしれないが、ソノ25分に物凄い密度と高い質のパフォーマンスを展開してくれるグループになっていた。中でも、俺が入院中に特に変わったのが KALOAで。ガッチリとダイ・ハードに応援してくれる人を掴んでいて、ソノ熱意が彼女に自信を与えているのも感じた。ソレを観て、『俺もMIYUちゃんにそういう熱量を注いだら、アノ子はもっと凄いステージアクトになるかもしれない‥』そういう想いが芽生えた。

また、ラジオで『レッドアイはどんなグループですか?』と聞かれた時、CONAMIがなんの迷いもなく『楽曲派です!』と答えてくれた。
『俺も前は、どこのバンドとか縛られず、純粋に楽曲がイイトコに行ってたじゃん??』となり。
そして、AYARUが『レッズ(レッドアイのファンの事)の過去も勿論、メンバー全員の過去も無かったことにじゃなくて全部ひっくるめて愛せるでっけえあったかい大人になりたいです』とXにポストしたのを観て、『自分の居場所はココだなぁ』と思えた。
ソコから約2ヶ月、メンバー自身の向上心の高さ、聞けば聞くほど、読み解く意味が変わる歌詞などもあり、ライブの時間は身体が痛いのも忘れて楽しめる‥し、CONAMIからも『Junさん、どんどん身体動くようになってきたよね!コレもリハビリ!』って言ってもらえるような日々を送らせてもらえている。そして‥先日、ラジオで少しだけ聞けた新曲『RED IMPACT』が、ソノ一部だけで、もう完全に俺の好みどストライクな楽曲で。。
先の未来も楽しみに満ちてる。
入院してから約8ヶ月‥勿論まだまだ出来ない事だらけだけど、次のレッドアイのワンマン4/24までには、もっともっと出来ることを増やして、出来るだけ前と同じ状態で楽しめるようになりたい。そういうモチベーションをくれるグループと、今、一緒に歩めていることに本当に感謝したい。

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