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スキルの期限切れ②かつての自分を追いかけない

どもども。みなさまおっぺい( 厂˙ω˙ )厂
声優兼オネェ系Vライバーのじゅんぺいです。
今日も記事を読んでいただきありがとうございます。

今週はね。スキルにも賞味期限があるんだよというおはなしです。
ねー。残酷だよねー。
でもね、こういうのを受け入れるのも大事だし、
早いうちに知っておいたほうがいいと思うんだ。


声優を続けていて……

これは僕の肌感覚なんですけど、
昔の僕のお芝居って、とても乱暴で独りよがりで
自分の中にある表現力を制御できてなかったんですね。
しょっちゅう暴発してたんです。

続けていくうちに、年をとっていい意味で丸くなっていって
表現の力みが取れて、ちょっとずついろんなものが演じられるようになった。

その反面、感性の衰えというか、鈍りみたいなものも感じるようになって
前みたいに、役にのめり込むみたいなことができなくなりはじめたんですよね。

とはいえ、それはそれでちょうどいいのかなぁとも思っていて
表現者としては、少しずつ熟成の域に入ってきたのかなぁと思いつつ……

でもね。市場は残酷ですね。
僕だけではないと思うのですが、
年齢を重ねていくと、こういうお仕事は徐々に減っていくし、
特にアニメに現場などでは、
若い子に容赦無く世代交代させられちゃうんですね。

前の事務所にいた頃なんかも、若手の台頭を見ていて
「あぁ、自分はもう期限が切れ始めてるのかもなぁ」
って感じることもありました。

でもそれで悔しいって思った事はあまりなくて
むしろ嬉しかったりもしちゃってね。
僕よりも若くて感性もあって元気で前向きな子には
普通に頑張ってもらいたいもんね。

じゅんこを続けていて……

ちょこちょこじゅんこ枠でも話していますが
じゅんこというキャラは、最初からできる限り
期限切れを起こさないように作られています。

自分が年を取ってもずっと演じ続けられるようにできているのが
Miz.じゅんこです。

これも4年間続けていて、
ここ最近、ようやくじゅんこというキャラが
自分に馴染んできたような気がします。

MAPLUSを聞いていても
自分の中でですけど、やっぱりなんかちょこっと違和感感じるもんね。

とはいえ、普通に衰えを感じる時はあって
滑舌が悪かったりとか、声帯を壊す頻度が上がったりとか
あとはもう、瞬間的な発言や表現がいまいちうまくいかなかったりとか。

こういうのって、多分もっと続けていったら
どんどん加速していく衰えなんでしょうね。

日に日にポンコツになんていくじゅんこのことも
みんな好きでいてほしいなぁ。

感性やセンスは失われていくもの

シン汰ちゃんだったかな。
前にね。記事のコメントで「クリエイターの死」について話していたよね。

デザイナーさんがセンスが無くなってしまって……というお話。

これもね。すごくすごくわかるんです。

感性とかセンスって、年を取れば取るほど失われていってしまうから。
ホント、体力と同じものだと思っています。

ちなみにですけど、「種の起源」でおなじみのダーウィンや
誰もが知る有名な音楽家、バッハも
同じような悩みを抱えたまま、晩年を過ごしたそうです。

かつての自分を超える作品を生み出すことができなかったり
より優秀な若手に自分の座を奪われたり……

そこで、「若い頃はできたんだんだから今でもできるはずだ」
って、かつての自分にすがらないことが大事なのかもしれませんね。

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