マガジンのカバー画像

カワセミレポート

20
空堀川の上流域をカワセミのメス(マザー)が縄張りとしています。ここには、水があり、餌となる魚がおり、何よりも巣穴を確保できます。カワセミにとって、産卵して雛を安全に育てるためには…
運営しているクリエイター

#カワセミペア

【カワセミレポート 240601】カワセミのXデー!

【カワセミレポート 240601】カワセミのXデー!

今年のカワセミ一番子の巣立ちです。この朝(6月1日)の5時44分、待望の1羽目の雛が巣から飛び立ちました!夜明け直後から、何度も母鳥・雄鳥が餌断ち(親鳥が餌を咥えたまま巣穴を出入り)を繰り返し、雛に餌を与えずに巣立ちを促していました。

5時35分頃に巣穴の出入り口近くに、一度顔を見せた1羽目の幼鳥、数分後に突然飛び立ちました!残念ながら、あっという間のそのシーンは撮り損ねましたが、卵が巣穴の中で

もっとみる
【カワセミレポート 240529】カワセミの瞬膜

【カワセミレポート 240529】カワセミの瞬膜

先日のブログの記事( 間もなくドラマが! )に続いてのカワセミ報告となる。巣穴の中で雛が孵ったのが5月10日(多分)、未だ巣立ちには数日かかるようだ。が、流石にこの時期、エッ、と思うような大きな魚を雛たちに運ぶ姿があった。

巣立ちを迎える直前には雛たちを空腹にさせて、外に出ることを誘導する餌断ち(エサダチ)が意図的に行われる。未だ、その動きはない。今朝は、カワセミペアの何回かの餌やりシーンを観察

もっとみる
【カワセミレポート 240525】間もなくドラマが!

【カワセミレポート 240525】間もなくドラマが!

空堀川・上流域での早朝、巣穴の中で孵った雛たちへの頻繁な餌やり、雌雄交替で繰り返されています。ピークの餌やりタイムには10分おきくらいの間隔で。何羽の雛が育っているのか、未だ定かではありませんが楽しみです。

雛たちが巣穴から順に顔を覗かせるその時が刻一刻と迫って来ました。巣穴に餌を届けるのは、卵が孵ってから3週間が目安。巣立ちを迎えるその日まで、もう暫くこんな状態が続きます。

巣立ちの時を迎え

もっとみる
【カワセミレポート 240420】いよいよ抱卵が始まった!

【カワセミレポート 240420】いよいよ抱卵が始まった!

空堀川上流域のカワセミペア、いよいよ抱卵!産卵を終えメスの巣穴に籠る時間が長くなり(1時間を超えます)、オスも30分を超えるようになっています。

今朝(20日)、交代で巣穴に入るメスのシーンを動画で撮りました(1/2倍速)。交尾の画像は数日前(17日)のものです。

卵の孵った証となる殻出しまで、3週間ほど変化の少ない時間が過ぎます。

【カワセミレポート 240519】包雛期のカワセミペア

【カワセミレポート 240519】包雛期のカワセミペア

ブログ記事( 殻出し確認!)から1週間、空堀川の上流域、その後のカワセミペアの様子をお届けしよう。巣穴で孵った卵の殻を運び出す「殻出し」が10日に確認され、その後は抱雛(ほうすう)が続いている。

早朝の餌やりタイムには、10~15分おきに雛に小さなエビや魚を与えるカワセミペアの姿がある。この縄張りは餌が豊富、カワセミが「食う」に困らぬ場所となっている。母鳥が雄鳥に媚びを売るシーンも見せ始めた。次

もっとみる
【カワセミレポート 240324】春の巣穴 決定!産卵を待つ

【カワセミレポート 240324】春の巣穴 決定!産卵を待つ

空堀川上流域のカワセミペア、記事( 【カワセミレポート 240318】ドラマ進行中 空堀川上流域 )から1週間、その後の様子をお伝えしよう。今朝(24日)は日の出タイム直後(6時)に観察ポイントに向かう。動きが始まったのは7時前、オスが下流域から戻ってきた。

この春の産卵用に決まった雨水排水管の下の止まり木で、メス(マザー)が戻って来るのを待っている。対岸にメスが戻って来るのを見届けると、巣穴に

もっとみる
【カワセミレポート 240318】ドラマ進行中 空堀川上流域

【カワセミレポート 240318】ドラマ進行中 空堀川上流域

春分の日を前に控えた空堀川の上流域、ここのカワセミペアが昨年誕生してから2度目、いよいよ春のドラマが始まり、オスの動きが活発だ。日曜の朝、月曜の朝も日の出タイム直後から、巣穴づくり行われていた。

巣穴は昨年も2度利用された川の北側擁壁の雨水排水管、オスを中心に巣穴づくりが進んでいる。昨日の朝は、オスが巣穴から土を運び出し、水浴びをしているところに間に合った。水浴び、餌のドジョウのゲット、交尾、そ

もっとみる
【カワセミレポート 240305】春の始動 空堀川のカワセミペア

【カワセミレポート 240305】春の始動 空堀川のカワセミペア

大地が温まり、冬眠をしていた地中の虫が陽気に誘われて穴から出てくる頃という「啓蟄」。空堀川上流域のカワセミペアの動きも活発になってきた。熱心に連日この上流域に通っているお仲間からの報告では...。

日曜日にはカワセミペアの交尾するシーンが見られたという。翌日の月曜日には、ペアで巣穴づくりに励むシーンも見られたと。今週火曜の朝は曇り空、ペアの動きは呼吸が合わずに「接近どまり」であった。「呼吸」とは

もっとみる