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カワセミレポート

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空堀川の上流域をカワセミのメス(マザー)が縄張りとしています。ここには、水があり、餌となる魚がおり、何よりも巣穴を確保できます。カワセミにとって、産卵して雛を安全に育てるためには…
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2024年5月の記事一覧

【カワセミレポート 240529】カワセミの瞬膜

【カワセミレポート 240529】カワセミの瞬膜

先日のブログの記事( 間もなくドラマが! )に続いてのカワセミ報告となる。巣穴の中で雛が孵ったのが5月10日(多分)、未だ巣立ちには数日かかるようだ。が、流石にこの時期、エッ、と思うような大きな魚を雛たちに運ぶ姿があった。

巣立ちを迎える直前には雛たちを空腹にさせて、外に出ることを誘導する餌断ち(エサダチ)が意図的に行われる。未だ、その動きはない。今朝は、カワセミペアの何回かの餌やりシーンを観察

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【カワセミレポート 240525】間もなくドラマが!

【カワセミレポート 240525】間もなくドラマが!

空堀川・上流域での早朝、巣穴の中で孵った雛たちへの頻繁な餌やり、雌雄交替で繰り返されています。ピークの餌やりタイムには10分おきくらいの間隔で。何羽の雛が育っているのか、未だ定かではありませんが楽しみです。

雛たちが巣穴から順に顔を覗かせるその時が刻一刻と迫って来ました。巣穴に餌を届けるのは、卵が孵ってから3週間が目安。巣立ちを迎えるその日まで、もう暫くこんな状態が続きます。

巣立ちの時を迎え

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【カワセミレポート 240511】殻だし確認!

【カワセミレポート 240511】殻だし確認!

空堀川の上流域、雛が孵り、その卵の殻を親鳥が運び出す「殻だし」が、確認されました(5/10、5時29分)。幾つの卵が孵っているのかは未だわかりません。抱卵期から抱雛期(ホウスウキ)。

以降、10〜15分おきくらいの間隔で、カワセミペアが交代で小さなエビや魚を巣穴に運ぶ「餌やり」が観察されています。巣穴から雛が姿をみせるのは5月末以降になるでしょう。

この時の巣穴の中には母鳥がいて、雄鳥と交代し

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【カワセミレポート 240519】包雛期のカワセミペア

【カワセミレポート 240519】包雛期のカワセミペア

ブログ記事( 殻出し確認!)から1週間、空堀川の上流域、その後のカワセミペアの様子をお届けしよう。巣穴で孵った卵の殻を運び出す「殻出し」が10日に確認され、その後は抱雛(ほうすう)が続いている。

早朝の餌やりタイムには、10~15分おきに雛に小さなエビや魚を与えるカワセミペアの姿がある。この縄張りは餌が豊富、カワセミが「食う」に困らぬ場所となっている。母鳥が雄鳥に媚びを売るシーンも見せ始めた。次

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【カワセミレポート 240503】抱卵を継続中!

【カワセミレポート 240503】抱卵を継続中!

空堀川上流域のカワセミペア、交代での抱卵が続いています。メスの巣穴に籠る時間は長く(1時間を超えます)、オスも30分を超えています。

巣穴下にやって来たオスがしびれを切らして巣穴に入り、巣穴の中で抱卵を交代してメスがやっと巣穴から出る。そんなシーンが繰り返されています。

今朝(3日)、ペアが抱卵を交代するシーンを動画を含めて撮りました。卵の孵った証となる殻出しまで、もう少しかかります。