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香港に無理やり国家安全法が施行される事について

香港のデモがどんどん激しくなっていくのを見ながら、いつかこんな事になるのではと、ずっと考えていた。それが先週の金曜日の夜中にいきなり爆弾のように降り注いできた。

中国が全人代で香港にNational Security Lawを適用すると言い放ったのだ。まだ審議中ではあるけれど、審議メンバーに反対の人がいるはずもないので、たぶん近日中にPassするだろう。

この法が施行されることで何が変わるのか。

今懸念されているのは、香港内での言論の自由と、表現の自由が守られるのか。これについては行政長官のお言葉によると、そのような自由の侵害は一切なされないということだ。そして香港経済に何の影響も無いと。。。

ですから、素直にこの新しい法を素直に受け入れましょうよ。と言っているのだ。
"This law would target only a small minority of radicals." だそうだ。
radicals: 急進主義者、過激派
デモを率いる民主派がそれにあたるのは紛れもありません。どこぞの世界で民主派が"radicals"にみなされるのか。まあ中国の主体は共産主義ですので、民主主義を支持する人たちは反対勢力になりますね。

ではこの法の主な目的は何でしょうか?

中国当局はこう言っています。

"NPCSC China's top legislative body, will propose a law to prohibit acts of secession, subversion, terrorism or conspiring with foreign influences in Hong Kong.

secession: 分離
subversion: (政府、支配体制の)転覆、破壊
terrorism: テロ
conspiring with foreign influences: 他国からの影響を受けた陰謀活動

これらの事を禁ずることがこの国家安全法の趣旨です。

今まさに、香港の若者たちによるデモが、アメリカと台湾が後ろにいるとか、事実かどうかわからないけれど、たくさんの噂があり、デモ隊自身もイギリス、アメリカ、元香港の旗を使ったりしているので、上の条項にあてはまるわけです。絶対に叶わないとわかっているのに独立を掲げている人もいるし。

詳しくは書きませんが、香港が2047年まで守られるはずだった基本法を侵害するような事が多発しており、One Country Two Systems 一国二制度 はことごとく反故にされているわけです。ですので行政長官が大丈夫ですよと言ったところで誰も信じないのが真実です。

この法は、デモ隊が心折れることなくデモ活動を続けた結果なわけですが、そもそも中国が2047年にまだまだ時間があるこの時点で、誰かの野望を実現させるために、既に香港もマカオも事実上は中国なのに、それでも一つの中国 One China実現を果たそうとしなければ、そのまま香港もマカオも約束の時間まで今のままほうっておいてくれていたら、こんな事にはならなかったのです。歴史というのはそういう物ですね。誰かの気持ち一つで大きく変わってしまう。今、香港はその渦の中にいるわけです。

香港政府は有名な無能政府 というか傀儡政権ですからどうしようもできません。中国は香港を手に入れたら、次は台湾に向かう事でしょう。日本もぼんやりしていてはだめですね。

#香港 #香港国家安全法  


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