新輝戦決勝自戦記②

三回戦


愚形解消してのリャンメン残りのバックイーシャンテン。これはバック仕掛けのお手本のような仕掛け。20年前に東京で東風戦で打っていた頃に得た引き出しだが今でもスッと使えているのがなんだか感慨深い。ちなみにこの後安全牌をひいて打八。昔はめいっぱいのままにしていた様な気がする。これはここ数年サンマを打ちまくる事で得た引き出し。進化する43歳!


ターツ選択の場面。巡目的には序盤なので、三切って6ブロック進行する手もあるのだが、他家の捨て牌が序盤ではないのでここは5ブロックに決めたい。牌効率だけなら⑧⑨落としだが場況加味して索子落とし。この局は山中さんがリーチ一発で⑦をツモるんですが「うんうん」とか思ってました!


2巡目にテンパイ。ダンラスかつトータルポイント的な並びもかなりよくない。
僕の選択はダマ、一手代わりもしくはツモったらフリテンリーチ予定だった所、伊藤さんが打⑦。これをあがらずにツモ切りリーチとしました。これが一番素点的なマシな選択ではないかと。
結果は僥倖の一発ツモで4回戦へ

4回戦


親番で赤赤ドラの超勝負手。伊藤さんからリーチを受けて現物は③と五、ノーチャンスなので3は切れる。巡目とも相談し打5。結果ノーテンで流局。

今回の放送の解説を聞いてると一貫して「落ち着いている」「現実的」「判断が早い」と評してくれていました。もちろんこれは基本褒め言葉ですし、言われて嬉しいんですが、言い換えると「淡白な選択が多い」とも言えます。
こういう手で②めちゃくちゃ危ないの承知の上でバシーン!と③いくのが決勝で勝つ為には必要なのかなとも思いました!


と思ったら無筋切ってのツモ番なしリーチとかしてるし、全然バランスよく戦えてるじゃん!


これは値千金の1000点あがりの局の選択。打2。
西を切っても全然高打点にならない事も多いので山中さんの親を流す事に少し重きをおいた選択。萬子が内に寄っていれば打西か。


オーラスでの選択。っていうか見る体勢悪くてごめんやで。画面の上にあるのは僕の足で、後ろにチラッと見えるのはhydeやね。
こうゆうの昔は打⑤してたし、世間的なマジョリティもそうだったんだけど今は変わりましたね。
これはカン二や一単騎リーチにどれだけ価値があるかによって変わるものと思ってください。
これらにあまり価値がなく、はなから打たないとらないするつもりなら⑤は切らない方がいいって感じですね。4.5年前はテンパイ枚数や先手の評価が高かったですが、ここ数年は最終型の強さや打点の評価があがりバランスよく打たないと勝てなくなったなぁと感じてます!

四回戦はこのピンフを成就してトップで終了!希望を繋ぎます!

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