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ニュージーランドでキャンピングカーの旅をした

年末年始にかけて、ニュージーランド(以下NZ)でキャンピングカーを借りて旅をした。率直に言って、こんなに素晴らしい旅があっただろうか?いや、無い。

だから世の中の全ての人にオススメしたいキャンピングカーの旅!良いと思ったら、是非挑戦してみてください。

なんでそんなに良いの?

1、自由。本当の意味での自由な旅、いやライフ!
 自分で計画して、車や電車を駆使したら、旅は自由にできる。そう思っていた時期が僕にもあった。。。キャンピングカーはついに「今夜どこに泊まるか」すら決めなくていい。宿の予約に合わせて移動する事もいらない。天気!体調!気分!で好きな時に動き、好きな場所に止まり、気に入った場所で寝られるのだ(日本ではもちろんNG)

2、便利。衣食住全てがパッケージ。困る事など1つも、、、?
 車は移動手段。キャンピングカーは、移動、料理、食事、休憩、睡眠、着替え、トイレ・シャワー(車種による)まで全て可能!綺麗な湖を見つけたらそこで料理して、景色を見ながらご飯食べるなんて、日常!それが日常!
 長い移動も「疲れたから止めてコーヒーでもいれようか?」なんてできる。ウハ!

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休憩してコーヒーでも。道端でご飯作ったことも。

3、夢。
 ごちゃごちゃ言うなよ。やってみたかったんだろ?期待は裏切らないよ。この秘密基地感。このチーム感。この地球を旅する感。

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こういうの、したかったでしょ?

4、草原がリビング、花畑が庭、湖がプール、星空が天井だよ!
 他に何かいる??過ごす場所を選べ、終電どころか宿に帰る必要もなく、誰もいない草原で星を見る。生活に必要な事は全部車内で。外に出たら誰もいない大自然が自分の場所になる。

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湖に止めて一杯やるのも自由。そのまま寝られるしね!

ニュージーランドでやるのがいいの?

NZはキャンピングカーの聖地!もしくはオーストラリアで!
・キャンピングカーが当たり前の国なので、仲間も多く、レンタル業者も多く、使用者に便利なサービスや設備が充実。駐車場に困ったり、誰かに迷惑がられる事も皆無。同じことをしている仲間に毎日出会える。
自然が雄大で人口が少ないので、混んでいる、という状況がかなり稀。今回ピークシーズンに行ったにも関わらず、巨大なキャンピングカーが困る状況はほとんど無し。
・外国人旅行者が使用している事も多いので、ルールや宿泊地*の整備も出来ていて「初心者お断り」感が皆無
・日本と同じ右ハンドル・左側通行!!

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広大なキャンプ場ばかり。無料も多い。


どうやったらできる?

・国際免許証を取ろう
 免許センターに免許証持っていけば即日発行してくれる。普通免許でOK
・予約をしよう
 キャンピングカーレンタル業者がたくさんあるので、ネットで予約しよう。「Campervan hire new zealand」などで検索したらたくさん出てくる。こういう比較サイトもある。
 注意事項としては、最低レンタル日数が結構長いので注意。2人用の小型ならまだしも、6人乗りなどは最低2週間などもある。
・英語は必要?
 道路規則や使用注意事項などもあるので、英語がある程度頑張れる人がいた方がいいと思う。日本語が話せるレンタル業者があるかは不明。

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レンタカー屋では客がごった返し。結構揉めてる人も。


キャンピングカーに関する誤解

今回体験して初めてわかった事も含めて、誤解しがちな事

・移動中は寝たりできない
 ベッドもあるしテーブルなどもあるが、運転中は全部閉じて、全員椅子に座ってシートベルトしなくては行けない。7歳以下の子供がいたら、チャイルドシートを借りなくてはいけない。よく考えたら確かにそうなのだが、せっかくのソファやベッドなどは移動中活かせない。移動が多い場合、普通の車と変わらず
・ほとんどの設備は電源が必要 エアコン、テレビ、電子レンジなどの電化製品は、電源付きキャンプ場でしか使えない。だからほとんど使わない。
 冷蔵庫と電灯はかろうじてモーターバッテリーで動く
 温水とガスコンロ(ホットプレート)はガスで動かすので使える
 当たり前だが、どれも運転中は使用禁止。

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有料キャンプ場なら優雅なグランピングスタイル

・どこでも止めて寝られる、、、わけではない
 上で散々アピールしておいて何だが、幾つかルールがある。かなり大らかだけどね。駐車自体は大自然なので街中以外は気にする必要無し。街中も道や駐車場が大きく困らない所がほとんど。
 ただし、宿泊は結構厳しい。街の駐車場で夜を明かすのはほぼNG。有料無料のキャンプ場が数百点在しているのでそこに泊めるのが一番楽。それ以外の大自然の中は、私有地や道路上で無ければ文句は言われない(てか誰も気づかない)。
 ポイントは借りたキャピングカーにトイレがあるかどうか。トイレ設備の無いキャンプ場及び自然の中ではSelfcontained-onlyと呼ばれ、トイレ設備が無いキャンピングカーでは宿泊できない。大自然とはいえその辺で用を足して良いわけではないのだ。

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広大なので道端に止めるのは全く問題無い

・キャピングカーはコスパが良い、とは限らない
 これは「場合による」。レンタカー+毎日の宿代よりは流石に安く済むのが通常だが、今回ピークシーズンに借りてしまった僕の場合は、「毎日高級ホテルに泊まれる額」を払わざるを得なかった。ピークでなければ小さめなら1日1万円以下なので、確実にホテルより安いです。他にも結構色々かかるので、下記参照。


大変な事やデメリットは?

1、運転は気をつけて
 当たり前だが、とにかくでかい。イメージとしては、2人乗り=ミニバン、4人乗り=ハイエース、6人乗り=小型バス(車高高め)。今回6人乗りを借りたので通常の運転も慣れが必要だった。
 一番の敵は風による横揺れ
 次に減速カーブの時、重いので減速し辛く、油断すると結構怖い。また道路の凹凸にも弱いので、うまく避けないと車内が地震起きたみたいになる。
 そしてもちろん駐車時に注意。同行者に外に出てもらうのが必須。

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運転する景色は最高。でも慣れるまでは楽しむ余裕無し。

2、お金が意外とかかる
 英語ではHidden feeとか言われる宣伝時にそんな事言わなかったじゃん費用がかかる。
 まず保険。これは業者によるが結構高い。今回1日40ドル。3千円。1日でね!貸す方は当たり前のノウハウとして「もし事故にあったときいかに金がかかるか」をアピールして脅してきます。かけるかどうかはあなた次第です。
 次にロードサービス費用、追加サービス系のオプション費用。これもYESと言っていると毎日5千円くらいになるので拒否ります。
 ガソリン代:NZではPetrolという言うらしい。さすがに大型の車で何時間も走るので結構かかりました。今回10日間で25,000円程。1日2,500円だと!!
 ディーゼル使用料:謎!全く謎!!環境保護の視点から、ディーゼル車は走行距離100km毎に$7(500円)を払わないといけないだと!?結局2000キロ走ったので1万円近く払いました
 宿代:何を言っているんだ??と言われそうだが結構大事。やはりたまには有料キャンプ場に泊まるのが良い理由があって、それは1)シャワー、2)洗濯、3)車の排水処理、飲み水取得、4)ネットや電気を使いたい時 で、それを全て備えているHoliday Parkという有料キャンプ場がある。更にはBBQグリル、子供の遊具(結構凄い)、プールなどもある。なんだかんだ2−3日に1回は使いたくなる。電源付きで1泊3−5000円くらい。電源無しキャンプ場は1−2000円

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思い出すだけで胃が痛い請求書。よくわからない料金が次々と、、、

3、狭いとストレスかも、、、
 今回は「それしか空いてなかった」ので渋々大金払って6人乗りを4人で使用。お金は辛かったが、中は広々で快適だった。ベッドもいつもより大きいくらい。しかしこれがギリギリ人数の大きさであれば、長期間狭い中を隣同士で身体ぶつけて寝るのはストレス溜まる事もあるかも。お金に余裕がある人は大きめ借りましょう。

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後部座席が畳むとベッドに、運転席の上部もベッド。真ん中にシャワートイレ&キッチンと、無敵の装い。大型のメリットは大きい。値段は高い。

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     今回の旅で出会った最大のキャンピングカーは、、、バス?


これを読んで1人でも挑戦してくれる人がいたら幸いです。人生変わりますよ!!

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