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レンタルキックボード体験記

レンタバイクの先を行くと言われる最新のシェアライド「レンタル電動キックボード」をスペインで試してきました。使い勝手と良し悪しをレビュー。

ヨーロッパの都市に行くと、最近は必ず見かけるほど普及しています。スペインの地方都市セビージャでも、2ブランドはあり、これが主要都市ならもっとカオスなのかもしれない。今回使ってみたのはBIRD。

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まずはアプリ登録。UIが非常にシンプルでわかりやすい。登録も思ったより煩わしくない。ドコモのバイクシェアは心から反省してもらいたいレベル。

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マップ上で表示された場所にあるキックボードを見つけて、コードをスキャンして借りる。たまに壊れている機種もあるが、その場合はアプリにメッセージが出て借りられない。バッテリー切れとか。

思ったよりスピードが出るけど、操作は簡単。でも小学生以下やお年寄りはやめておいた方が良さそう。

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走るのは自転車用レーン。これが無いので日本での普及は難しそう。

気持ちよく走って、市の中心地から少し外れにあるサッカースタジアムに向かっていると、突然止まってしまう。なんだよ!バッテリー切れかよ!と思ってそこに駐車しようとすると「ここは使用可能エリア外です。駐車できません」と。


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地図を見てエリア内に手で引きずってトボトボと戻る。つまりバッテリー切れではなく、エリアを出たので自動で止まったらしい。すごい技術!と思うが、最初はわからなくてめっちゃ混乱するし不便。。。声かなんかで教えてくれた方が便利。

電気が無いとただの重い二輪車と化したこいつをズルズル引きずりながら戻ると、全く同じ状況に陥ったカップルに遭遇。彼氏の愚痴をめっちゃ聞いてあげながら、返却地域までトボトボ歩く。うんうん、わかる、彼女の前でカッコ悪いとこ見せたくないよね。

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地域内に入ると返却もスムーズ。「安全な場所に駐車している写真を撮ってください」と、アプリで撮影。これは、道路の真ん中などに駐車させない防止機能もあるし、万が一良くなければ画像と位置情報から直しに行ける一石二鳥。アナログながら非常に賢い。

値段は4分で1ユーロ。自転車と違って遠出しないので、ほとんどの用途はこの範囲に収まるように思う。多くても2ユーロ。安い。

自転車より便利な点は、場所を取らない事と乗り降りがより気軽な事。近距離の移動ならこちらの方が便利。

どうしても事故などのトラブルを心配してしまうキックボードシェア、万能では無いものの、適切な環境であれば非常に便利になりそう。少し離れたところに観光名所が散らばっている地方の街。日本なら街中というよりは大学キャンパスとか、幕張メッセとかかな?

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