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初めてゲーム作った感想~制作編~

4月4日、フリーゲーム「Peach's Day Off」を公開いたしました!

10分程度の短編ですが、プレイしていただけたら嬉しいです。
"PARADISE KEEPERS"というシリーズの、本編(まだ作ってないよ、来年作るよ)後短編スピンオフという位置付けです。
キャラクターを考えたのは去年の秋ごろだったと思うので、半年かけてようやく受肉した感が嬉しい。

作ろうと思った理由

私はドット絵でグッズ作ってイベントで販売するのが好きなんですけど、あるイベントで自作ゲームのグッズを販売してらっしゃるサークルさんを見かけ、自分もやりたいなって思ったのがきっかけです。あといっぺん自作ゲームの設定本出すやつやってみたかった。

紆余曲折

そっから色々アイディア出したり、ゲームエンジンを探したりとしてきましたが、どうにも自分が作りたい形を実現しようとするとプログラミングの勉強やシナリオの練り込みなどで時間がかかってしまう…。
「1作目から壮大なものを作ろうとすると挫折する」という言い伝えがこの世にはあります。
うーんでもあんま妥協したくないんだよなー。これからこのキャラたちのグッズ出していきたいし、原作はやっぱり立派にしたいなー…。
と考えた結果の折衷案が「本編は後回しにし、まずはスピンオフ短編をツクールで作って、とにかく1作目を出す」というものでした。

制作期間

立ち絵に着手し始めたのが去年末~完成が4月なので、まぁ5か月くらいかな…?時間にすると100時間ちょいかなと思います。
他のご依頼などと並行して作業していたので、期間的にはまぁこんなもんかなって感じです。

大体かかった時間と労力の割合

シナリオ かかった時間…30分 労力☆
ただし、アイディアを思いつくまでが大変だった。短編って意外とネタが無い。そして、おそらく中~長編になると書くの大変なんだろうなと思う。

立ち絵 かかった時間…2か月 労力☆☆☆
疲れた…(泣)
普段全身で250pxとかのドットばかり描いてるんですけど、今回は半身で300pxとかで描いたのでとにかく細かかったです。それを5キャラ分。差分含め約50枚。しかも途中で衣装を変えるふてぇ野郎が2人もいる…。
一番しんどかったのは、美形設定のキャラを美形にしなければならず、途中で「いや…これはまだ美形じゃない!」ってなって何度も微修正せざるを得なかったことです。

↑こいつ

マップ かかった時間…体感10時間以下 労力☆☆
ぶっちゃけマップの制作が一番しんどいかなと思っていたのですが、案外ゲームの組み立てしながら都度必要なパーツを追加していく感じで進めて行ったら楽でした。16pxタイルだったということもある。

ゲームの組み立て かかった時間…80時間 労力☆☆☆
舐めてたよね。ツクールを。普通に難しかった。勉強しなきゃいけない部分もあった。どうにもわからなくて導入を断念したプラグインもあった…。
他にもウエイトを入れてタイミングを調整したり、BGMやSEを設定したり…。たかだか10分のゲームでも果てしなかったです。想定してた3倍くらい作業量あったー。

反省点など

・キャラ立ち絵
なんか言葉で説明するのが難しいのですが、左右に立ち中央に身体を向けるタイプの立ち絵だと、キャラ毎に右ポジ、左ポジの2パターンの立ち絵を作らなければならないのだ。(今回は流石にそれは無理だったので、主人公のみを右側にずっと固定、他キャラは交互に左側に表示していく形式にした)
次回からは正面で描きます。今まで何気なくプレイしてたけどノベルパートの画面構成ってどのゲームもすごく考えられてたんだなぁと思いました。

・BGMの選定を早めに済ます
今回BGMの設定は最後にしたんですけど、何度も何度も同じシーンを繰り返し確認した終盤で今度は場面に合わせたBGMを決めるためにまた頭からじっくり見返さなきゃならないのしんどかったな…。
序盤やプロット段階でBGMここでどれ流すとか決めといた方が良いかも。

・微調整が長いという覚悟
「よっしゃ~!テキスト全部入力し終わったで!こらもうほぼ完成やな^^」
って思うじゃん。こっからの微修正が長い長い…。
体感こっからが制作の半分くらい占めてたな…。上記にあるように、何度も同じシーン見返してるから飽きてしんどくなってくるっていうのもあるかも。「もうすぐ完成!」ってメンタルで臨むと、だんだん目が〇んでくるので、ここが折り返しくらいの認識で臨むべし。

次回作

次回は、秋に行われるクリエイターズ文化祭に合わせて、ティラノビルダーorスクリプトでノベル形式のゲームを作ろうかなと考えてます。
もうちょいテキストが長いものを作りたいなと思ったのでノベルです。
去年初めてオンラインイベントに参加し、オンラインイベントとフリーゲームってめっちゃ相性良いなと思ったので(その場でプレイしてもらって、感想貰えたりする)なんかそういうイベント内でパッとプレイできるような10~20分くらいのボリュームの作品を作れたらと思います。

…と、実はここまでの記事はゲームを公開する前にあらかじめ書いておいたものです。
そう、本当の“学び”は、完成&公開後にあったのである…!!

という訳で次回、初めてゲーム作った感想~完成後編~へ続く!!


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