筋肉ノート1

時は1941年。
アメリカでは戦争の最中、「スーパーソルジャー計画」によって貧弱だった男、スティーブ・ロジャースは屈強な体を手に入れた。

そう、キャプテンアメリカの誕生である。

時は移り現在。
ある1人のバレエダンサーがスティーブと同じく、自分の弱弱しい体に苦悩していた。
もう少し、力があれば、、、

そしてある日彼は耳にした。
肉体を増強させ、どんなリフトでも軽々こなせるバレエダンサーを作り上げる計画、

「スーパーバレエダンサー計画」が行われるということを、、、！

彼は迷わず志願した。
強くなりたい。
その真っ直ぐな思いは多くの人の心を動かし、たった1人被験者に選ばれたのだった、、！

ついに計画実施の日がやってきた。
彼が案内されたのは人が1人入れるほどの小さなカプセル型装置、
ではなく、他でもない彼の実家であった、、！
でもいつもとは様子がまるで違う、、
そう。そこにはありとあらゆる筋トレ器具が用意されていたのだった、、！

近所のジムはまだ当分開かない。
さあ、思う存分自宅で筋トレをするがよい！！

博士の声が聞こえた。

思うてたんと違う、、！

これは1人の男が自宅でただただ筋トレをする物語である。

ここから本題。

というわけで。
この自粛期間を使って体を作ろうと決めたぼくはダンベル、懸垂機などをAmazonで購入。
バレエ団でお世話になっていたダンサーの1人で、トレーナーの資格も持っている方に助けを依頼し、本格的なトレーニング生活が幕を開けた。

日曜日以外は1日1時間は筋トレ。
月曜　上半身
火曜　下半身
水曜　腹筋
木曜　プッシュ系
金曜　プル系
土曜　下半身
というように、曜日ごとに行う部位を変えて疲労するのを防ぐ。

週ごとに少しずつ重量を増やして強度を上げていくことで、筋肉をより効率よく育てていく。

体を作る上でもう一つとても重要なのが食事。
自分の場合、
1日で最低でも
タンパク質を148グラム
炭水化物を310グラム
取らないといけないらしい。

脂質が高すぎるため、牛肉豚肉は禁止。
主なタンパク質摂取源は魚と鶏胸肉のみ！

食べたものを逐一記録して、徹底していくことにする。

1日5食

牛肉、豚肉禁止

できるか、、？自分、、、
僕はふとペンダントを見つめた。
ペギーカーター、、会いたいよ、、、。

そしてもう一つ

とにかく水を飲む

人は1日に２から2.５リットルの水分を失っていて、運動すると汗をかき、その量はさらに増える。
目安は1日4リットル。
普段あまり飲む方ではない自分にとってはものすごい量。
2リットルペットボトルに水を汲み、一目でどれくらい飲んだかわかるようにした。

くそ、、過酷すぎる、、

いや、できるさ。

だって僕は、

キャプテンだ、、、！！

戦いはまだ始まったばかり。

To be continued....