遊ぶ

おかしいほどに、親は親で弟は弟でいくつになっても頭の中の我々は若いままだ。
親はもう70代。
こどもの私達兄弟も40代後半の立派な中年なのに、ずっとずっと若いつもりでいる。
笑ってしまう、おかしくて。
人は死なないつもりで生きてるし、若いつもりで生きてる。
表の顔や、立場だけが勝手に変わっていくだけで、中身は若い時とほとんど変わらない。
それはとても素敵なこと。
外からはどう見えようが、私は変わらぬ自分で生きればいい。
大事なのは、外側の色々に私を潰されないこと。
ここからの10年間は、夢を見ているように昔に戻ってみよう。
家族という殻の中に。
何も知らず守られるばかりだった私ではなく、20年も社会人ごっこをして武器を身に着けた私として。
そして、社会人ごっこを卒業した新たな私として。
老いもすぐそこに。
死もおそらくどこかに。
そろそろ人生を遊ばなければ。
人生は自分らしく時を遊ぶためにある。
義務をこなすためでなく、誰かのためでなく、どこまでもわがままに遊ぶためにある。


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