咲かずとも成らずとも。
私は望んでキャリアブレイクをしたのだから、仕事をあえてしない時間を自己満足で過ごす。
出来るだけ外界を遮断し、人付き合いを避け、やりたいことだけをやり、やりたくないことはやらない。
そのように過ごすことを無為とみなすか、充電とみなすかは己のとらえ方次第だ。
向こう見ずだったのかもしれないが、大体において大きな選択は向こう見ずになされる。
その結果など想定出来はしないが、やむにやまれずベターだと判断した道を行く。
私は20年続けた仕事を次のアテも無く辞めたわけだが、おかげで自分を卑下していた生活を終えられた。
後悔など無い。
この先の見通しなど無いが、間違った選択をしないよう、自分に正直に生きていく。自由の居心地の悪さなどじきに慣れる。
何者でもない身軽さにも慣れる。家族は賛同もせず反対もしなかった。
それで充分だ。
人は各々の道を行く。
どう生きていくかはまったく自分だけの問題だ。
ゆっくり答えを出せばいい。
咲く花か実がなるのか分からずとも植えればいい。
死んだように生きてはいけない。なすすべが無い、などと人生を諦めてはいけない。
終わりが分からないからこそ、大胆になれるはずだ。自分らしかったと最期に言いたいじゃないか。
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