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猫の国からBAR BOSSAでのやさしい時間

とても楽しみにしていた日。

ずっと心の調子がいまいちで「この日だけはどうしても行きたいんです!」とドクターに相談したら「楽しんで来なさい。元気が出るから、大丈夫」と言ってくださり、息子も「楽しんでおいで」と言ってくれました。

★この記事は穂音(ほのん)さんとぼんやりRADIOさんと三人でnoteオフ会をした時のお話です★

何を着ていこうかな?お土産はどうしよう?とわくわく。

かなり前に穂音さんが、東京に行く機会があるのですが、どなたかお会いしませんか?というような内容をつぶやかれていて、行きたいな、でも私は極度のあがり症で人見知りだし…。と迷っていたらいつの間にかつぶやきは消えていました。
こんな機会はもうないかもしれない。よし、勇気を出して穂音さんに連絡してみよう!とお会いすることになり、直前にぼんやりRADIOさんにもお声がけして、三人でオフ会をすることになりました。

当日の朝
いつもより2時間くらい早く目覚めました。私は子どもの頃から遠足の日は楽しみ過ぎて早く起きたり、熱を出すタイプ。心を落ち着かせるため朝散歩で裏山を歩く。木の幹を触れたり落ち葉の絨毯を歩き穏やかな気持ちになりました。

夕方
穂音さんとの待ち合わせ場所に着くと
急ぎ足の人達が沢山いてとても混雑している駅だとは思えないくらいに、
可愛らしくて小さくて、なんだかふんわりと柔らかい色のお花が咲いているような優しいオーラを纏った穂音さんが後ろから来られました。

きゃー!本物の穂音さん!!
可愛くて美しい。もしや本当は妖精さんなのかしら?
嬉し過ぎて心臓が飛び出る!
落ち着け、落ち着くんだじゅんみは、深呼吸。スーハー…。(心の声)

「途中で猫の国に迷い込まないようにしてくださいね」と、ぼんやりRADIOさんに冗談で言われていたのに
嬉しさで頭がふわふわした私は、自分で書いた道順のメモを見ても、事前に何度も見たグーグルマップも頭が真っ白で全く役に立たず、猫の国へと迷いこみ、穂音さんがグーグルマップを使いこなして先導してくれました。頼りない私。

「間に合うか分かりませんが伺います!」と仰っていたぼんラジさんの方が先にお店に到着されていました。
ほ、ほ、本物のぼんやりRADIOさん!わわわわわ!
私が頼りなくて遅くなって申し訳ないです。と言っても、
ぼんラジさんは想像通りの爽やかな佇まいで柔らかい笑顔でニコニコしておられました。優しくて誠実そうな人柄が立ち姿に溢れ出ている!
(心の声)

そこは林伸次さんのお店 BAR BOSSA

そして、一生に一度で良いからお会いしてみたかった穂音さんとぼんやりRADIOさんが目の前にいらっしゃる!!!

私の中では愛読書の作家さんにお会いする気持ち。大好きな芸能人やアイドルが目の前にいるような。こんな奇跡のような幸せな時間が来るなんて!夢かな?
いやきっと夢じゃない。
なぜなら、普段はデニムにスニーカーとリュック姿の私なのに、失礼がないようにと張り切って「みはちゃん」だったの時のようにオシャレをして、めったに履かないヒールの靴を履いて来たから足がとても痛い。
そう、これは現実だ。
感動で倒れそう。いやいや、ここで倒れてはいけない!楽しい時間はこれから。じゅんみはよ、しっかりするんだ!

BAR BOSSA
暖かみのある入り口

BAR BOSSA
渋谷の隠れ家的な林伸次さんのお店。
渋谷のちょっと裏の、こんな所にお店が?と思う場所にあり、静かな雰囲気。
お店に入るとほのかに良い香りがして、穏やかな音楽が優しく流れる。
暖かいロウソクの灯りとこだわりを感じる落ち着いた店内の装飾。とても好きな感じ。

三人で挨拶を交わし、テーブルに着く。
初めてお会いしたのに、「お元気でしたか?」と、久しぶりに会った友人のように不思議な感覚で、なんとも言えない幸せな挨拶だった。

感激と緊張で手が震える。
お二人には、きっと私の心臓のドクドクが聞こえているかもしれない!深呼吸!スーハー…。

林伸次さんにもご挨拶。
背が高く、とても凛とされている。スマートな動きで接客されていて、飲み物やお料理をサーブされる時には愛嬌のある一言をさらりとおっしゃり、場が和む。
私は以前より、林伸次さんの毎日更新されているマガジンを購読しており、(毎日ではないのですが)時折拝読しては、読者さんからの質問への回答も、なるほど!と思ったり、日常の様子や奥様とのやり取りが好きで楽しみに読んでいました。
陰ながらのファンでして、感染症が流行る前から一度はお店に行ってみたいと密かに思っていました。
「寄せ文庫」(猫野サラさん企画)も林伸次さんのnoteから知り、参加させていただきました。
多分、林伸次さんは私をご存知ないかもしれないけれども、お店に伺うことができ、お会いできてとても嬉しかったです。

先ずは林伸次さんオススメのワインで乾杯。グラスも素敵。

「ムーンリバー」が店内に流れる。
林伸次さんの粋な計らい。素敵。

 大好きな白ワインと
楽しみにしていた林さんこだわりのとても美味しいお料理

穂音さん、ぼんやりRADIOさん。
お二人と初めてお会いしたとは思えないくらいお話が楽しくて楽しくて。
あがり症な私は聞くだけでお話できないかも?と思っていたのにお二人の暖かさでつい話したくなる。ありがたい。

そして三人でお互いのお土産を渡しあいました。
もう、お二人のお土産に感動して
私のブックカバーも喜んでいただけて、
嬉し過ぎて椅子から飛び上がりそう!

私はお土産は、読書好きのお二人のためにブックカバーをと決めており、カッコよく、エコレザーで作っていたのですが、どうにも重い。読書しながら肩がこりそう。
急遽変更し、穂音さんとぼんやりRADIOさんのイメージの絵を描き、ちゃっかり自分と三毛猫三姉妹の絵も描き、るんるんしながら軽くて使い勝手の良い文庫本サイズのカバーを作りました。
喜んでいただけるかは分からないけれど、日頃の感謝の気持ちを込めて。

プレゼントたち
上がぼんやりRADIOさんからの粋な手ぬぐい(手ぬぐい大好きです!)
右下が穂音さんからのお気に入りのフレーバーティー(フレーバーティー大好きです!)
左下は私のブックカバーと後はヒミツ
ホニョーラさんとコッコーラさん
(穂音さんのお家のお犬さん)と
読書する穂音さん
ホニョーラさんは穂音さんのお膝を独占して、コッコーラさんは寄り添うイメージ
サイドテーブルには
お花がお好きな穂音さんに
薄紅とオレンジ色の花瓶を置いて
ステキな奥様とゆったり読書する
ぼんやりRADIOさん
お二人の周りは暖かい色で包まれています
ぼんやりRADIOさんはよく見ると
奥様との読書時間が幸せで
ちょっとだけ触れる奥様の腕が嬉しくて
思わずニヤッとしているイメージで描きました
三毛猫三姉妹と読書するじゅんみは
膝には長女、私もお膝に乗りたい!と言っているのは次女、それを眺める三女
いつも本当にこんな感じで三毛猫三姉妹と
過ごしています

三人でお話が止まらない。
私はお二人が書かれるお話と記事がどれだけ好きか、楽しみにしているか、そしてどうやってその素晴らしいお話が生まれるのかお聞きしたかった。
お二人はゆっくり丁寧にお話してくださいました。

あまりにも話に花が咲き、林伸次さんが「お料理、温かいうちにどうぞ」とニコニコお声掛けしてくださる。
私はナイフとフォークを持つ手もぎこちなくあわあわしていた。
予めBAR BOSSAのnoteを見て、これは絶対に食べたい!と思っていたお料理。一口いただくと、とても美味しい!
ワインにとても合う。

穂音さんは本当に可愛らしくて、透き通るようなやさしい声で溢れる思いを語ってくださいました。その中で心にしっかりとした芯のある方なんだなと感じました。

ぼんラジさんは暖かくて、笑顔になるとちらりと八重歯が見える。お話し上手で、沢山落語や奥様のお話も伺いました。
(奥様への愛が溢れていてやっぱりステキ!!と多分、私も穂音さんもやーんポイント急上昇だったと思います。)
自然でさり気ない心配りも想像通り。

「ほのラジ」ユニットのコラボ作品のことも興味深くお聞きしました。

お二人はそれぞれ知識も経験も豊富だと感じました。でもそれを柔らかい表現で創作へと繋がっているお話を私にもわかり易くしてくださり、ぐいぐいと引き込まれした。

そして私の拙いnoteについても、いろいろな角度から感想をいただき、褒めてくださいました。
私はこの時、感激のあまり泣きそうでした。必死で堪えたのですが。
実はトイレでうるうると涙していました。
noteで出会った繋がりのある沢山の人たちのお話にも花が咲ました。

楽しい時間はあっという間。
まだまだお話したいけれど、そろそろおひらきの時間。
お忙しい中、駆けつけてくださったお二人に感謝の気持ちでいっぱいで胸が熱くなる。

持参し、大切に読んでいた林伸次さんの著書「恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。」にサインしていただきました。一生の宝物。


林伸次さんにサインと名刺をいただきました!

渋谷駅でそれぞれの帰路へと別れる。
とても名残惜しい、でもいつかきっとまた会える日が来ると信じて。
沢山の感謝の気持ちを込めて別れの挨拶をしました。

そして、いつもより早起きし、緊張感の中でもウキウキしながら楽しい時間を満喫した私は、帰りの電車でいつの間にか爆睡していました。
降りるはずの最寄り駅で目が覚めたのに、立ち上がった瞬間にドアが閉まった。
やってしまった。

お二人から「無事、帰りました。ありがとうございます」と連絡が来た。
「寝過ごしましたが、もう直ぐ私も帰宅します」とお返事した。

でも、実は最寄り駅へ戻る電車は30分後まで来ない。なぜ?
通常ならば渋谷から約30分で帰れるはずが1時間かかった。
「こういうところが私らしくて本当にオッチョコチョイだなぁ」と自分で笑ってしまった。
待っている時間にお二人からのお土産と林伸次さんの本のサインを眺めて、うふふと余韻に浸る。

次の日の朝
お土産をもう一度眺め、映画でトトロに会った次の朝、メイとさつきが「夢じゃなかった!」と朝お庭で踊るような気持ちで私も三毛猫三姉妹と踊りました。

一年前、真っ暗闇にいた私に、息子に自分でも書いたら?と言われて書き始めたnote。
一年後、その頃には想像もしていなかった自分の思いを書いたり、それを楽しんでいただけたり、素敵な繋がりや出会いがありました。

今回のオフ会で楽しくて幸せな時間を過ごさせてくださった穂音さん、ぼんやりRADIOさん、林伸次さん。
ありがとうございます。

そして、いつも私のnoteを読んでくださったり、素敵なnoteを書かれているみなさん。ありがとうございます。

心より感謝申し上げます。

長くなりましたが
大袈裟ではなく、本当にいろいろなことがある中でも、心の病気やがんの再発の不安と共存する中でも、生きていて良かったと思っております。
noteを書き始めて一年、人生の後半にこんなに幸せなことが起こるなんて想像もしていなかったです。
私の大切な心の財産となり、そして生きる力となっております。

いつかみなさんともお会いする機会があったら嬉しいな、と願いつつ。

私は、読むのも書くのもカメさんペースですが楽しくnoteを続けていきたいと思います。

これからもどうぞよろしくお願いします!

じゅんみは

・・・作品紹介・・・

ほのラジ(穂音さんと、ぼんやりRADIOさんのユニット)

ほのラジさんコラボと言えば沢山ある中でも
「moon river」
お二人の不思議な世界観が素晴らしいお話を生み出しました!映画の様な味わいの「え?あんなことやこんなことが?」と驚きの連続です。
お話だけでなく、映像や音楽も素敵です!
(私には物凄く好きなお二人のコラボがあるのですが、それはまたの機会に)

穂音さんの小説。私が大好きな
「ミズ・ミステリオーザ」
とにかく読んでいただきたい!何度も何度も読みたくなるお話です。
穂音さんは、曲を作られたり演奏、歌も歌われており
物語をさらに味わい深くされ、
お話にも音楽にも
ギュッと心を掴れる魅力が沢山あります。

こちらも私が大好きな穂音さんのショートショートnote杯シリーズ
「名探偵コスティーナ」
なんと、肋骨から!?おっと、この先は読んでみてのお楽しみです!

ぼんやりRADIOさんは、
ショートショート、小説、ラブレター、絵や、四コマ漫画まで!多才!
おすすめは沢山あるのですが、
最近の私は、この「からふりぃ」にはまっております。
ショートショートnote杯作品から、また違う角度から繋がった作品が生まれ
一体何が飛び出すのか分からない楽しいからくり箱の様なお話です!

林伸次さんのお店BAR BOSSAの記事です。
本当に、一度は行ってみたい憧れのお店でした。
またゆっくり伺いたいです。ありがとうございます。

そしてこちらが林伸次さんが毎日更新されている記事です。
本文にも書きましたが、読むのが楽しみなnoteです。

ついでに、ちゃっかり私のプロフィールにしている記事です。
本文中に出てくる「みはちゃん」はここにいます。
オフ会の時は、中身というか頭の中は「じゅんちゃん」そのものでしたが。
あ、流石にオフ会にドレスは着ていませんよ。

長い記事を最後まで読んでくださりありがとうございます!







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読んでくださりありがとうございます! 嬉しくて飛び上がります♪ 私の心の中の言葉や絵を見て何か感じてくださればいいなと願いつつ。