はそやmさん作 童話文庫 ウミネコネコネコなんのネコ♪ ・ じゅんみは挿絵ものがたり その②
お待ちかねのお時間?が
やってまいりました!
じゅんみは挿絵ものがたりその②
全てはここから始まった
2023年10月9日
はそやmさんからメッセージが届いた!
はそやmさん作
ウミネコネコネコなんのネコ♪
はそやmさんから
「カラーで描いた絵をモノクロにしたら
かわいいと思うんです!」
おぉ、それは楽しそう♪新たな挑戦です!
🎨
私が挿絵を描くにあたって決めたテーマ
🔴カラーで見ても、モノクロで見ても、物語に合ったかわいい絵♪
🔴にゃんずのウキウキ感からくる動きや、歌声が聞こえるような空気感、ウミネコに乗って空を飛ぶ風の流れを感じるイラスト画♪
🔵実際カラーの絵を描き、モノクロに加工すると、はっきり出る色と消える色があると判明。でもやってみるぞ!
🔵モノクロでは消えると分かっていても、カラーでかわいいから使いたい色。
モノクロでここは太さや濃淡を調整し、はっきり出したい!と思う線の色は何かを研究。
それを何度も計算して描き直す。
↑
始めは「だから遅いんだってばよ、あたしゃ何やってんだか」と思ったのですが、とても勉強になりました。とにかく楽しいんです。実際の絵が成長していくではありませんか!
🔵息子画伯にも指導を仰ぐ。
基本「自分でやって考えなさい」と言うけれど、挿絵はいろいろ相談を聞いてくれて、ちょっとしたヒントを与えてくれた。ありがとう息子画伯。
🔵オトン監督の意見を取り入れる。
実は学生時代に絵画鑑賞が好きだったオトン監督。ウミネコ文庫を読んで挿絵を見た方の感想と思ってしっかり聞く。
🔵にゃんこ監督に癒やされる。
私が楽しく挿絵を描いているとにゃんこ監督達も嬉しそうに絵を見ていて家の中の空気があたたかくなる。
🔵絵のバランスも考える。
そんなの誰も気付かないかもしれないし、はそやmさんも求めていないかと思う。
けれど、カラーの原画をはそやmさんに、そして自分でも楽しめるように、モノクロの挿絵は文庫を読んだ方達に楽しんでいただけるようにと。
⭐何より、素敵な物語「ウミネコネコネコなんのネコ♪」にぴったりな挿絵を描きたい!
📖🐈🐈🐈🐈🕊
早速、noteの「ウミネコネコネコなんのネコ♪」をプリントアウトしてみましたが、横書きだとぼんやりしたイメージしか浮かばない。
ならば、ウミネコ文庫と同じ縦書きのA6サイズの絵本を作ってみたら良いかも!
普通のノートにえんぴつで縦書きの物語を書きました。
書いているうちに、どんどん登場にゃん物の顔や体が見えてきて、声まで聞こえてくるようでした。
イメージが浮かぶようにと縦書きでウミネコ文庫サイズの本を作った(一段目左)
頭に浮かんだ登場にゃん物を描いてみた(二段目左)
楽しくて調子に乗り、本の表紙までウキウキ作った♪(一段目右)
本を読んでいたら「この場面のこんな絵が描きたい!ピピーン!」と浮かび、試しに描いた一回目の挿絵イメージラフ(二段目右)
オトン監督が真剣にはそやmさんの物語を読んで「かわいいね!たのしいにゃ!」と喜ぶ(三段目)
さあ、次のステージへ!
最終的に4枚(トレース用ペン描き含め)このウミネコに乗って飛ぶにゃんずの絵を描いたのですが、この最初の絵と完成の絵は、にゃんずとウミネコの顔や体型、色合いなど全然違います。
ウンウン考えながら楽しく描きましたが、オトン監督のジャッジが厳しい。
良いときは「かわいいねー!ここのこれがとても良い」と指差し目がキラキラする。
ダメなときは「よくわかんないなー」とチラ見しかしてくれない。
ニャラッタへGO!
歌いながらウミネコを探しに行くのは、呑丸とミィとチェビィの3匹から、ヒロキも加わることに。
ミィの顔と体は、はそやmさんの「にゃにゃにゃってコロンと転がりそうな感じ♪」とのことで「了解です!」とフワフワの体でくりくりお目めに変わりました。
ん?タイマー?
描き始めると止まらなくなるので、休憩時間とオトンのごはんに合わせてタイマーセットするのである。
「ニャラッタGO!」と「ウミネコネコネコなんのネコ♪」の場面は違うシーンを1ページに描く。
メインは「ウミネコネコネコ〜」の歌のシーンなので、2つのバランスを迷う。
ニャラッタGO!8枚描きました。バランス、背景、境界線の位置、文字の大きさ等。
途中でミィの顔が変わったからそれも並べて。
ニャラッタGO!色ぬりしてみよう!
淡い色から塗って、撮影してモノクロに加工してみて、どんな感じになるか確認してから次へ。
体の色に濃淡を出して立体的に見えるように。
ミィの目は難しいので最後。
呑丸の目は黒目が真っ黒だったけど、ツリ目でぶち模様も黒いからミィのかわいいお目めが目立たなくなる。中に白を入れた。
境界線の色は?
緑はモノクロにしたら全く出なかったし、にゃんずの色が負ける。ゴルフ場を歩いているようで却下。消しゴムで消しますー。
こちらも境界線よくわからない。オレンジにグレーを足してもモノクロでは消える。
ほとんど違いわからないだろうなぁと思いつつ。境界線の色が濃くなったので、文字の濃さや縁取りも太くしてみた。
同じ絵なのに紙の明るさが違うのは、私の撮影が下手で部屋の照明の色も違ったからです。
さあウミネコに乗って帰るよ!
1枚目だけペンを使った。2枚目からはアウトラインをペンで描きたくなかった。
えんぴつでトレースした絵に、色えんぴつでアウトライン描いては、えんぴつを消しゴムで消す。
この絵を描いていく中で、色えんぴつだけで柔らかく楽しく風を感じる絵にしたくなったのです。
1枚目(左)はアウトラインがペン描きで、ミィや登場にゃんずの顔が違う。カラーではこの色合いが一番かわいいと思う。
モノクロにすると、寒色以外は殆ど消えて、アウトラインのペンが目立ってしまう。
紙の色がベージュっぽいから2枚目から紙を変えた。
2枚目(右)はペンを使わずアウトラインも色えんぴつ。モノクロを意識し過ぎて寒色系が強く、カラーだと全体が冷たいイメージ。
にゃんずの楽しさワクワクが伝わってこない気がした。
そして、ミィの体とチェビィの顔が変更になり3枚目(中央)を描く。
カラーとモノクロどちらでも雰囲気が出るように色や線の太さを計算してみた。
すごい昔のやり方だけど
陽の光まで応援してくれているようで、ウミネコとにゃんずも本当に海の上の大空を飛んでいるように見えた。
もう、にゃん生を終える直前で寝たきりになった次女ちゃんが顔を見上げて見ていた。
「母ちゃん楽しそうだね!」って笑っているようでした。
ミィはかなり濃いピンクにしました。
カラーでは薄い方がかわいいのですが、
アウトラインをペンではなく、色えんぴつにしたので、薄いピンクだとモノクロでぼやけてしまうからです。
そして…
はそやmさんに「大変お待たせいたしました。完成しました!」と画像を送った後、ウミネコで空を飛ぶチェビィの顔と、ニャラッタGO!の違いが気になった。
ウミネコで飛ぶ絵の2枚目のチェビィの顔がかわいいけれど、ニャラッタではかなり丸々している。ミィの目の大きさも違う。
ニャラッタもう一度描き直す?
いや、空を飛んでいるから風でにゃんず達の耳は後ろを向いている。
チェビィの顔も風で細くなっているんだよ!ミィは空を飛ぶのが楽しくて目が大きくなったんだ!とにゃんずが言っているように思えた。
完璧に納得のいく完成はないのだろうと。
ついに、ぼんラジ編集長にデータ送信した。
あとは、印刷の具合でモノクロの濃さが変わる。どのくらいになるかは分からない。
柔らかい雰囲気の濃さのモノクロがよいなあ、と思ったけれど、それはウミネコ文庫が完成するまでのお楽しみ♪
きっと物語にぴったりの濃さになるのだと思う。
🎨🖊
2024年3月6日、スイーツデートで、はそやmさんに原画の絵本と、制作過程のアルバムを持っていきました。
町田駅、久美堂本店で凛と並び、飛び立つのを待つ「小雑誌umineko」の前で待ち合わせしました。ウサりん(ダフやんの友達ステラ・ルー)とドキドキして待つ。
ついに!念願のはそやmさんとダフやんにご対面
一緒に行きたい!と思っていた、かわいいカフェで挿絵をお渡しする📖
「喜んでいただけるかな?」心臓が飛び出そう。
その時の様子がこちら!
↓
はそやmさんが書いてくださったnote♪
その①
↓
その②♪
↓
その③♪
↓
出先で、その③の通知が来た。
帰宅してから見ようと思ったけれど、待ちきれず、バスの中で読んだ。
「喜んでいただけたんだ。」
嬉しさが込み上げる。
涙がポロポロ出てきてメガネとマスクで隠す。
つい「うううっ」と泣き声が漏れるのでぐっと堪える。
ああ、描けて良かった。
嬉しくて幸せな涙が溢れる。
「はそやmさん、挿絵を描かせていただき、本当にありがとうございます。
大変お待たせしてしまいましたが、喜んでいただけて、私も新たな挑戦ができました。
家族みんなで協力でき、とても勉強になりましたし、成長させていただきました。
感謝しかありません。」
バスの中でスマホを見ながら深くお辞儀をした。
🐈🐈🐈♪📖🕊
「じゅんみは挿絵ものがたり その②」
でした!
ウミネコ文庫 童話集 進捗状況
ウミネコ制作委員会 ぼんラジ編集長のnoteはこちら!
↓
ウミネコ文庫 童話集
素晴らしいnoteクリエイターさんの物語でいっぱいの童話集
完成が楽しみ♪
みなさんの手と心に届くのが楽しみです♪
じゅんみは
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読んでくださりありがとうございます! 嬉しくて飛び上がります♪ 私の心の中の言葉や絵を見て何か感じてくださればいいなと願いつつ。