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ゆっくりゆったりたのしいにゃ!

次女ちゃんハート日記

うれしいお知らせです!


次女ちゃん、酸素ルームからお部屋だけで過ごすようになって4日目。

な、にゃんと!!
少しずつ元気になってきました


昨日、今日は発作を起こす前のような穏やかさでした。

まだまだ全然油断はできません。


呼吸が穏やかな時と、荒い時があります。
いつどうなるか分からないので、しっかりと見守っています。

それでも、次女ちゃん一緒にお部屋で過ごせて嬉しそうで幸せそう。


最期が来たら、お部屋で家族と共に穏やかに…。

と思っていたので、まさかこんなに元気になるなんて信じられなくて、家族みんなとっても嬉しい。


家の中も家族の気持ちもパァッと明るくなりました。

オトンも三女ちゃんも離れて暮らす息子もびっくり!そしてホッとしています。

お姉ちゃん
毛づくろいしてあげるよ!

三女ちゃん、丁寧に次女ちゃんの毛づくろい。次女ちゃんとても嬉しそう。

お薬もちゃんと飲んでるの!
(食べてるのでは?撮影用にいつもより豪華なおやつ)

いつもはちゅ~る1本を1/4に分けて2匹で1日2回あげて服薬なのですが、ちょっと贅沢おやつで記念撮影!

・・・

危険になった5/1の「次女ちゃんハート日記・再開・3」の次の日だけ動揺し過ぎて、これでは仕事に集中できない、と仕事をお休みしました。なんとか持ち直しその後は出勤。

そしてまた5/6、酸素ルームにいても、かなり危険な状態になりました。

息子と相談し、オトンが寝た後の夜は息子が様子を見て、私は20時から深夜まで出勤することに決めました。
何時に帰れるかはその日によって分からず、早朝の日もあります。
正直、呼吸をしている次女ちゃんにはもう会えないかもと思っていました。
また元気になると信じよう。
でも次女ちゃん無理に頑張らなくていいからね。

「大丈夫、絶対大丈夫。もし、その時が来ても次女ちゃんは待っていてくれる。」


そう言い聞かせて、何事もなかったようにとにかく仕事に集中しました。


仕事帰りの車に乗ったところで息子から
「もう何をしても動かないし呼吸が弱い。」と連絡があり、
「どうか間に合って!どうか!」と泣きながら急いで帰宅しました。

玄関を開け「次女ちゃん!」と呼んだら、次女ちゃん起きて座りました。

こちらを見ています。

息子が「さっきまで名前を呼んでも動かなかったんだよ。呼吸も戻ってる。」

涙がブワーッと溢れ、もう一度「次女ちゃん!」と呼ぶと酸素ルームから出してと扉をカリカリし始めました。
歩いて私に寄ってくる。ああ、待っていてくれたんだね。

『もう酸素ルームから出ようね。
ずっとお部屋で家族で過ごそう』

そう決めました。

延命はしない。
長女ちゃんの時のように自然の流れに任せよう。
楽しく幸せに過ごそう。

でも呼吸が苦しそう。

呼吸が苦しいそうなのを見ていると辛いのは私だけであって、次女ちゃんは幸せそうに楽しんでいる。

オトンが寝た後、毎晩三女ちゃんと酸素ルームにいる次女ちゃんを眺めては、深夜まで悩んで泣いていた時間に、私は4月半ばから仕事することにした。
今回、酸素ルームから出してずっとお部屋で過ごそう。

私が決めた。


決めたのは私。でも辛い。それは素直な気持ちだ。

・・・

つい先日
「心の棘と花」を書きました。

酸素ルームから出してお部屋だけで過ごさせることに決めたし、
いつどうなっても後悔しないつもりだった。
それでも目の前で苦しそうなのを見てるのが辛くて耐えられないし抱えきれない。

覚悟する、絶対後悔しない、なんて本当は無理なんだよ。

分かっているのに周りにも嫌な影響を与えていた。それも辛い。ありのままの気持ちを吐露しました。

少しずつ下書きをしているうちに、私の気持ちが変わってきました。

前半のあの重苦しい気持ちが、文字に文章にしていたら

とても不思議なのですが、混乱していた頭がスッキリしてきて、最後には

「きっと咲く」

という明るい気持ちになることができました。

心のボコボコはあっという間に無数の棘へと変わり、もはやハート型だったとは想像がつかない程、歪な形になってしまった。
心に収まりきれなくなった鋭い棘は私の体の中のありとあらゆるところを突き刺す。
そして、その細くて鋭い棘の中には、苦しみや辛さがまるで憎悪のようになった漆黒の毒が入っている。

「心の棘と花」より


下書きしているうちに、ふと思いました。

ふと思う。
棘のある植物のいくつかは、時が来ると、鮮やかで美しい見惚れるような花を咲かせる。

急に頭に浮かんできた


私のこの心の棘にもいつか美しい花が咲くのだろうか?

私が全身の棘の痛みで寝ていると、娘が嬉しそうに私の胸の上に乗ってきて「撫でて」と顔に顔を近づける。
その時だけは心の棘がスッと消え柔らかい心に戻る。
彼女の心に棘が刺さらないように。
柔らかくなった私の心の上に、娘のドクドクドクという激しく熱い、でも優しい心の振動が伝わる。
心が一生懸命動いているんだ。彼女はまだ生きている。

気持ちの変化


その時、本当に次女ちゃんが私の胸に乗っていました。心臓の振動も伝わっていました。

娘の幸せな笑顔のような美い花が咲く。

きっと咲く。

最後のひとこと


この「心の棘と花」を書いて、投稿し、かなり気持ちが軽くなり落ち着きました。

なぜか次女ちゃんの呼吸も落ち着いてきました。

それから次女ちゃん
以前のように

朝は「おはよう!」と起こしてくれる。
オトンと私がテーブルの椅子に座っておしゃべりしてると真ん中の椅子で聞いている。
三女ちゃんと日向ぼっこしながら寝ている。
「お仕事いってらっしゃい!」と見送ってくれる。
帰宅すると可愛らしい顔でスースー寝ている。
夜、長女ちゃんに「おやすみなさい」する時は隣りに座っている。

今朝は紫陽花が

裏庭の紫陽花が咲き始めた!

「花が咲くよ」と言ってくれているようで涙が出ました。

蕾もみつけたよ

ああ、繋がっているんだ。

悩んだけれども、酸素ルームがあったおかげで次女ちゃんは少しずつ回復していたんだ。
危険な状態になっても回復する体力がついていた。
今も酸素ルームはそのまま残してある。気持ちが変わるかもしれないから。


次女ちゃんは何度も危険な状態になっても「まだ生きたい」と思っていたのかもしれないし、たまたまかもしれない。

私と息子は、動揺し過ぎて物凄く酷いことを言い合った。何日も悲しみを引きずった。
そしてふたりとも謝った。

私はオトンにも辛くあたった。始めはオトンも「寝る」ことで逃げていた。何度も何度も「お願いだから一緒に考えて!」と言った。
そして今までより優しくしてくれるようになった。

仕事を始めたことで、家から離れまた他の人達のお役に立てる喜びを持てた。

良いことも悪いことも、みんな繋がっていたんだ。
正解とかないのだろう。改めて感じる。

次女ちゃんはどうなるか分からない。私の心もどうなるか分からない。

けれど楽しく幸せでいたいよね。

・・・

そんな時、たまたまnoteを開いて、しんきろうさんのお話が読みたくなって見てみました。
すぅーっと心に沁み渡りました。

したいことをするにしても、したくないことをするにしても、「今したいことが何なのか」を分かってるかどうかで、ストレスのかかり方がぜんぜん違うからだ。

 もちろん、何にもしたくないときだってある。それでもやらなきゃいけないときは、嫌々やることにしている。嫌なものは嫌なのだから。

 そうしてじぶんの気持ちに嘘をつかないように過ごせたら、ちょっとじぶんのことを褒めようと思っている。

「よしよし」「おつかれ」「がんばった」ことばは何でも良いから、声に出して褒めるのだ。

しんきろうさん
「じぶんを大切にする【日記】」
より抜粋


「じぶんの気持ちに嘘をつかないように過ごせたら、ちょっとじぶんのことを褒めようと思っている。」

涙がぽろりと落ちた。
じぶんの頭を撫ででみた。


「心の棘と花」は

全体的には暗い印象のnoteでしたので、読まれた方達も苦しい気持ちにさせてしまったかもしれません。
申し訳ありません。

私自身も他の方の苦しそうなnoteを見て共感しながら、辛くなることがあります。でも支えたい。

私はこれからまた、いろんなことを書くことがあると思います。

今回は「うれしい!」をお伝えしたいと思い書きました。


私はどうしようもなく辛くなると吐き出すためにnoteで暗いことを書いてしまいます。
みなさんの優しさに助けられ、元気を取り戻します。
でも読み返すとまた辛い気持ちになってしまうので、殆ど下書きに戻します。

「心の棘と花」は下書きに戻しません。
覚えていたいから。

「生きている」

だからこそ、いろんなことがあって心が揺れる。
もがいてももがいても生きている。
心配もかけてしまう。
思ってもいない嬉しいことがある。
楽しくて幸せなことがある。


忘れていた
「小さな幸せをみつけて笑顔でいたい」
またみつけよう。

私がみつけた小さな幸せ、みんなと分かち合いたい。


大切なみんなと出会えた。
苦しめてしまうことも、楽しめることもある。

そんな中でも、みんなと笑顔でいられるように。

愛する次女ちゃんに教えてもらった気がします。

このnoteを読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。

次女ちゃん、まだどうなるか分かりませんが、「今の嬉しい!」気持ちのnoteを書きました。

感謝の気持ちを込めて。

じゅんみは


お水を飲んで「あご下しずく」
お目々もぱっちり

酸素ルームの扉をカリカリし過ぎてできた傷、おでこのかさぶたも取れました。

香箱座りの次女ちゃん三女ちゃん
きっと長女ちゃんも喜んでるね
10数年前の長女ちゃんと息子

今では三女ちゃんがお風呂を覗きに来ます。

青空とオトン

すっかり一人散歩にも慣れて楽しむオトン。散々八つ当たりして、しょんぼりしたり、珍しくイライラしていたのに、今朝は洗濯物を干してくれました。

お昼寝三女ちゃん



「ゆっくりゆったりたのしいにゃ!」

いつも大切なことを教えてくれる
しんきろうさん
絵もやさしくやわらかくて心があたたまります。
引用することを快諾してくださりありがとうございます。

  お話に出てくる前回の記事
「心の棘と花」↓


読んでくださりありがとうございます! 嬉しくて飛び上がります♪ 私の心の中の言葉や絵を見て何か感じてくださればいいなと願いつつ。