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【伝えなければ良さは1つも伝わらない】店舗WEBマーケティングのキモ。



これからの時代の変化の中での若者世代にまつわる面白い話。

"どんなにいい技術でも、サービスでも伝え方が下手だったり伝えてなければ知らないのと同じ"

マーケティングの大前提だし誰でも知っていると思うけど、現代ですら実践していないお店やオーナーが多い。

どんなにうまい料理でも、どんなにいいカットでも、学べるスクールでも探している人が見つけられない以上ないのと同じこと。

けどどう宣伝すればいいか?というのがわからないからしない。

コロナで売上が下がってしまったのはチャンスで、それまでのやり方だけじゃ通用しないということが明確になった。

売上をプラスするために弁当販売やテイクアウトもいいのだけど給付金などの予算をWEBマーケティングの見直しにさくかなと僕なら思う。

これは何を意味するかというと、新規開拓。

業種や店のコンセプトにもよるけど例えば美容室みたいに基本的に年齢層高めのお客さんが多いサービスの場合、そのお客さん"だけ"に合わせたサービスやマーケティングだとうまく行かないことがわかった。

これはコロナ関係なく、時代とともに経営がギリギリになってきてしまった美容室の場合は特にそう。

メインの顧客層がスマホを持っていない、ネットを見ていない、SNSをやってない。

「だからWEB集客は行わない」「予算かけても無駄」

これは正論ぽくて間違っている。

まず年齢関係なく見ている人は見ているし、ネットを使いこなせている友人や家族が見かけて紹介することも考えられる。

だから無駄ではないけど、そもそもなぜ顧客が「見ない」という前提なのか。

それは自分たちがネットを見ないで過ごしてきた時間があまりにも長いから。

1995年はインターネット元年と言われている。

スマホが登場したのが2008年。

1988年生まれの僕は一応【デジタルネイティブ世代】に入る。

しかし初めて携帯電話を持ったのが中1だったし、スマホを買ったのは23歳くらいだったと思う。
 
ブログ、SNSを生活や仕事のためにまともに使うようになったのは25歳くらい。

インターネットにズブズブだったかというとちょっと疑問である。

ところが今のZ世代(1990年代中盤〜2000年代終盤生まれ)は生まれたときからインターネットがあり、物心ついたときにはスマートフォンが存在している。

ネットリテラシーも高く、SNSも使いこなす。

いわゆる"ハイスペック"な世代だということ。

もしもインターネットやSNSが一過性のもので、近々消滅するのであれば無視すればいいけどIot(あらゆる物とインターネットが接続される)やブロックチェーン技術を使ったシステムなどインターネットはこれからも進化をとげてより一般化されてくる。

この時に「使い方がわかりません」であれば生活が不便になるくらいでたぶんさほど問題は無いけど、「使い方がわかりません」が経営者側だとかなりの機会損失があると考えられる。

顧客はおじちゃんおばちゃんだけか?

そんなことはない。

いくら若者が少ないと言っても、これから社会人になり消費をする側にまわる。

店や会社からすれば【お客様】になり得る人たちだし、ならば無視する理由はない。

よほどコンセプトが尖りまくっていて【50代の男性限定】とかってやるのであれば話は別だけど、居酒屋とかもそうだけど若い人が来たらそれはそれで活気がでるしあれこれ食べて飲んでくれるし良いと思う。

昔はおっさん美容師が若い女の子の髪をやるっていうのはおかしい感じがすると美容師側がイメージしていたと思うけど、今は30代も40代も異様に若々しい。

だからあまり年齢も関係がない。

つまり必然的にそのZ世代やα世代(今の子供)に意識を持っていかないと、この先やっていけなくなる可能性は高いと思う。

「じゃあインスタやればいいの?」
「ティックトックやればいいの?」
「ホームページ作ればいいの?」

というシンプルな話でもない。

"何をやるのか"
"何を載せてるのか"
"何を売っているのか"

これがとても大切になる。

例えばZ世代においては消費の感覚が明らかにこれまでとは違う。

僕ら世代以上は上になればなるほどモノに依存をしてきた。

これは所有欲や自己顕示欲的なものから来ているというより、承認欲求なのだと思う。

家建てた→すごいね
新車買った→すごいね

というような。

だから物が売れたし、物が量産されたし、年収が高いほうがいいと言われた。

しかしある一定以下の世代、ここがおそらく30歳くらいじゃないかと思うけど、モノよりも欲するものがある。

それが【コト】と【トキ】である。

なぜか僕も昔からそっち派なのだけど、物欲はないけど体験や時間に対してはめっちゃお金を使う。

その最たるものが旅だ。

新車も買わず10万のボロいケートラみたいなのに乗って、移動手段や宿や食にはかなりのお金を使う。

その時にできる【経験】や【体験】だったり、友達や恋人とすごす【時間】がとても大切だという価値観。

Z世代はこれが顕著だと思う。

なぜか?
 
答えは簡単で、デジタルコンテンツとして思い出や体験を所有することができるからだ。

つまりインスタやユーチューブにその時の楽しさやワクワクを共有することで、同時に保存することができる。

インスタ映えというのはそれに伴う1つの現象だろうと思う。

だから経営者も店舗もそこに対応しなければならないというのは当たり前の流れで、だからこそコンテンツになり得る商品やサービス作りが重要になる。

美容室で髪を切っただけでインスタ映えするか?

居酒屋で酒を飲んでる動画でバズるか?

極論そういうこと。

だからといってタピオカみたいに「映えるから」って一時的に流行ったブームにのれば一緒に終了してしまうし、もしも居酒屋さんがタピオカ専門店に変わったら常連はいなくなるだろう。

そういうバランスというか見極めは大切で、それも含めて「サービスどうする?」「何を売る?」ということが大切になってくる。

僕はいつもそれを考えていて、どこの店に行ってもどんなサービスを受けても"良かったところ"と"自分なら今後こうするな"ってところを考えて学ぶようにしている。

もちろん正解はないし、若い世代に合わせなくてもいいかもしれない。

だけど頭ごなしに無視する感じは違うなと思う。

インスタ映えとかで写真撮るだけ撮って食べ残すマナーの悪い客がいるという話題もあるけど、たぶん食料廃棄をしたくてやっているわけではない。

食べたい欲求と撮りたい欲求が戦って撮りたいがちょっと勝ってしまっているだけというか。

この点は店側が変えていけばいいと思う。

デカ盛り店なんかもそういうマナー違反にキレて「もう出しません!」とか言ってしまうところもあるけど、例えばカツ丼3人前を1つの巨大すり鉢にてんこ盛りで出して取り分けて食べてもらっても良くないかと。

デカい写真は撮れるわけだから。

そういう工夫は無駄じゃないと思う。

僕は普段遊んだり飲んだりしている人は20代も結構いて、大学生とかとも飲みにいったりするんだけど、結構いろんなヒントをくれる。

価値観は確かに違うけど、けどいつも思うのは人間やはり皆同じ。

根底はあまり変わらない。

アプローチの仕方が違うというだけ。

そういう意味ではもちろん上の世代から学ぶことも多く、40代50代の経営者とかと飲みに行ったりすることもあって、いつも勉強になる。

世の中を知るということは僕は面白いことだと感じる。

知識がアイデアになり、サービスを作ることがとても楽しい。

自分の会社のことでいっぱいいっぱいとかではないから、言わないけど様々なサービスや店舗の「こんなのいいなぁ」を考えているのもまた楽しい。

もちろん素人目線で的はずれなこともあるかもしれないけど、コロナだなんだと業績悪化があったとしても、あまり難しい問題ではないなということは感じる。

ただアプローチを変えていけばいいだけであって、過去を否定するわけではない。

これまでやってきたことに対するプライドは他人に誇示するものや押し付けるものではなく、自信に変える。

プライドがあるから、経験があるからこそ何やっても成功すると思ってやっていた方がいいと自分では思っている。

素直さというか柔軟さというかそういうものを持てればいつ何時も大体上手くいくのだと思う。

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2014年世界一周の旅を始め世界40カ国で1300人以上カットし帰国。3ヶ月後東京に美容室Up to Youをオープン。本出版、テレビ出演、講師、コンサル、ブログなどやりつつ美容師コミュニティサロカリも運営。超超エリート株式会社の社長。ギャル男ではありませんネクラです。