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BMW E90 インナードアハンドルカバー内張 取手 取り付け方法 コツ Amazonで買った ベタベタ 修理方法 備忘録

BMW E90セダン 10年越え選手ということもあり、そろそろ内装が色々ダメになってきた。輸入車あるあるだけど、容赦なくプラスチックやゴム類が劣化したり溶けたりしてダメになる。もちろん安全にかかわる部分には躊躇無く部品交換等の修理を即行う必要があるが、どうでもいい部分にコストをあんまりかけたくない。

というわけで、今回は内張、ドアハンドル部分のラバー加工が溶けてしまったのでカバーをかけてごまかす話である。失敗談も含めてここに備忘録的に記録しておく。この型の3シリーズ、見かける頻度が減った気がする。

交換パーツも5、6,000円程度で売っているが、なるべく手間をかけずにコストを安く抑えたい。

修理しようと調べると補修交換パーツが山のように出てくる。他のオーナーさんもココ溶けるよね。と定番過ぎる問題なのかもしれない。ラバー塗装って風合いはいいんだけど劣化するとめんどいからほんとイヤ。

ハンドルそのものを交換してしまったほうがもちろん見栄えが良いんだけど、すると内張を剝がしたり面倒な作業は避けられない。もちろんそれなりに作業確保できる場所があればそれほど難易度は高くないと思うけど。
そこで手っ取り早くカバーをかぶせてごまかそうという作戦だ。

同じ考えの人も多いのかカバー的な商品も潤沢なラインナップ。これに決めた。

カバーをAmazonで購入。取り付け説明など無い。

1枚千円ぐらいで針と糸付のものが売られていた。これで良い。手縫いは面倒だが仕上がりは良さそうだ。

あるあるではあるが、パーツのみの販売なので修理の手順など詳しい説明はないので手探りでやってみる。

早速失敗した。上から縫い付けるべし。

みっともない余り具合。

ご覧ください。余った部分がブッカブカ。どちらに合わせてやろうかなーと考えて、やりやすいほうからやった結果がこれです。
どちらにせよ余った部分は隙間に埋め込んで隠す処理が必要なのだけど、隙間にゆとりが多いのは下側。つまり上部は多少噛ませる遊びは残しつつも下部のほうで帳尻合わせてはめ込んでいくスタイルにしたほうが良い。

上下の適切な遊び量(埋め込む部分)を見つけ出すコツはここをぴっちり付け根にくっつけるのだと思う。ここの上に隙間があると結果として、下部の余分が余計に余る感じになると思う。

ここの部分は噛ませないよな?ここも隙間に埋め込むの?

失敗してやり直しても糸は足りた。

今回は、助手席側の前後二本の修理にトライした。一回目の写真が例の失敗作である。まあこんなもんなんだろと、一度縫い上げてから紐を切ってしまった。

しかし、やっぱり気に食わない。

2回目前回の反省を踏まえて、上から縫い上げていくと予想以上にわりときれいに収まった。やっぱり失敗だったのか。

せっかくなら後ろドアもやり直すことを決意した。
心配されるのは付属の糸紐の長さである。切ってしまったことを後悔した。結果としてシンプルなまつり縫い程度だったら2周分はできるようだ。

本当は洒落た縫い方ができればいいんだけどね。ちょっと裁縫に興味を持ったぞ。元から穴が開いていたのでそれに従って丁寧にやればそんなにひどい見た目にはならないと思う。

完成


もうちょい力づくでやれば全部押し込めるかも

本当はやっぱり外したり緩めたりして全部押し込んだほうがきれいに見えるんだけど、面倒だ。

ベタベタは無くなって手が汚れないのでもうこれで解決としよう。合皮ということでやがて経年劣化で加水分解してボロボロしてくるだろうが、その時はまた張り替えれば良いし、さすがにそこまで持ったら別のところがダメになってそうではある。

義務教育の勝利

ところで、針を使って縫物するなんてほぼ家庭科の授業以来な気がする。いや車のカバー補修はちょっとだけやったな。でもその程度。針に糸通すの、ほんといやだったね。

家庭のことを男が出来てもしょうがないみたいな昭和な風潮の中で育ったもんで、そんなに本気で家庭科の授業を受けてなかったんだけど、それでも縫物の授業をイヤイヤだろうがやったことで、縫い方の種類だとかなんとなく覚えてたし、抵抗無く取り組めたってのはありがたいことだったんだなと思う。

社会に出て、会社を経営して、めんどくさいことを山ほど経験したからか、ジャンク修理のめんどくささもしょうがないかで投げ出さずにできるようになったし、その延長でめんどくさい作業もできるようになり一定の成長を感じた。成長を感じるためには前提となる経験が必要だ。それを義務教育の段階で経験しておいてよかった。

義務教育が必要か?社会に出るうえで不要な教科もあるのではないか?と勉強したくない言い訳に使われがちだが、自分なりの考えを述べると、それはどういう人生を生きるか次第でしょうな。といったところ。つまり大した生産活動もできず、消費していくだけの人生だったら、特に日本のように社会システムが確立してる国に生まれれば、ぼけーっと生きていくことは十分可能であると思う。

ただし、何かを成し遂げたい。何かを得たい。と願うのなら、必ずや学問があらゆるジャンルに結びついてくるし、学生時代に逃げたところで、上を目指せば逃げたものがより面倒で強力になって立ちふさがることもある。それに特定の得意な技術だけで立身出世を目指そうとしても上に行けば行くほどその技術で優秀なことはもちろん、その他もおいても優秀な人と対峙するシーンが増えるので、教養があっても邪魔にはならないだろう。

できることなら、若いうちにたくさん色々を積んで成功体験はもちろんのこと、恥ずかしい思いや失敗などしておいたほう良いと改めて思った。

彼自身よりも親に問題があると思うけど、革命家だかなんだかの話をどこかで目に入れる(見たくないので話題にならないで欲しいんだけど)と、もったいないし、気の毒だなあと思う。

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