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君たちは どう生着るのか。 そして誰と生き、何をするのか?ブラックジャックと大門未知子になった研究者達。出逢いこそがすべて。登壇記録Vol,2

前回のポストからの続きです。

むふふ 思い出してね。


このお2人の勇姿を。遊び心を。私との共犯を。


登壇を終えて、私のあとにご講演された上野千鶴子先生を囲んで。文面最後あたりにも上野先生の素敵なショットが数枚あるので、ぜひご覧になってほしい。



そう、ブラックジャックと大門未知子になったお2人のこと、思い出してくださいね。なんのこっちゃ、という方は、こちらの記事からどうぞ。


日本検査学会IN金沢
そこでファッションという異色の登壇。

リスキーな決断をした油野教授との出会い。私の本「人生は服・次第」をきっかけに会いに来てくださった行動力。そして、まず最初は こんなご依頼を受けました。

石川県臨床衛生検査技師会・創立65周年記念式典での登壇です。

そのときの様子。


題目は『人生は服、次第・Power of 装力』
2017年・5月に行っている。

150名はいらっしゃっただろうか。


このときはブラックジャックではなく、、笑
ハットやスカーフなどの小物でささっとチェンジを楽しんで頂いた。


当時は、招致をしておきながら 正直
「いったいどうなることやら?」 と思っていらしたのだとか。笑

わはは やはり 油野教授、、同じ人種だわ。リスキーすぎる!

7年前の5月、私はこの日のFBにこう記しています。

「勇気ある、最初の一人、油野さんの意見があってこそ、昨夜は多くの医療従事者の皆さんが
『装力って素晴らしいね。人生は服、次第なんだね』という意見に変わりました。
私自身常に、勇気をもった最初の一人で在り続けたいといつも思っています。そこに使うエネルギー、思いや行動は、何十倍も深く強くなくてはなりません。しかし同時にしなやかでなくては壊れるのです。
強くしなやかであるその挑戦を生涯続けたいと誓った、
素晴らしい出逢いに溢れた昨日でした。」

政近のFB記事から一部抜粋

そして私はこのとき着用した白衣に見立てたジャケットを、今回の登壇前日のリハーサルで着用し、ギフトとしたのだった。

リハーサル中。白ロングジャケットの着用は、あの日のオマージュ。油野教授が気づかれたかどうかは確認はしていない。

前日にウイッグやリボンの付け方をMFJで学ぶ生徒さん、アシスタントに指南。白ジャケットを着て。初心を大切に、という思いもあった。


君たちは、どう生着るのか


それから7年、2024年5月、同じく金沢の地で

君はどう生着るのか?を問い続けた1時間。

今回の機会は、7年前の登壇での評価が高かったことにある、とはっきり伝えても下さいました。いやほんと、いくらご縁を頂いても結果を出していくことの大切さ、シビアさってマジで大事!

要するに、このときご聴講下さった皆様が 再び今回も会場に来てくださっていた、ということになる。実際パーティーの際、泣きながら、この日からの思いを伝えてくださった方数名。

そして 今回 私が過去も今も自己をも超えて、現時点での限界まで突き詰めての楽しい登壇を全うできたのは、間違いなく油野氏と出会えたこと他ならない。

長い年月をかけてのご縁を大切に紡いできたこと、油野氏の人としての在り方を背中から学び、そんな氏は、私が運営するスクールMFJにも、生徒さんとして在籍してファッションの本質を学び続けてこられた方でもある。

こういうところも、さすがなんだよなぁ。
付き合いで学ぶとか、そういうどうでもいい感度じゃなく、自らの判断で良さそうなものには首を突っ込む(あら言い方がちょっと失礼だわね)センス。

普段はオンラインで学ぶスクールだが
MFJの学外授業やプロジェクトでも幾度となくご一緒してきた。

ブラックタイディナーにて パークハイアットホテル ジランドールへ

日本最古のセレクトショップの老舗 横浜信濃屋さんのクリスマスパーティーにて


ちなみにこんな風に他の生徒さん方も学外プロジェクトへの参加チャンスがある学校なのですよ。



MFJの授業で魅せられたカジュアルスタイルは、今回内緒でスライドに入れたのだが会場では一番の歓声 が上がりました。特に若い学生さん方の喜ぶ姿に私も嬉しくなった。



実際のPP 会場大興奮!




1年前、正式に登壇オファーを頂く


あらゆる期待に応えたい、この人であれば

いや 自分を超えていく、と決意したのが1年前。
この仕事のオファーを頂いたときだった。

また、10年前から金沢での医学学会を構想企画し、能登地震が起きた4ヶ月後の開催は正直難しいものがあったことでしょう。

すべての重圧を乗り越えて、北陸を元気に、と開催に踏み切り進んでいく姿から、私は自分自身も原点に返り、ほんとうに大切なことと向き合いながら変化、革新する覚悟が 腹を据え、研ぎ澄まされていった。

やるひとはやる。類は友を呼ぶ。


やるひとはやる、という言葉の「本質」はシンプルだ。
私の経験では、重要なとき、いる人は必ずそこにいる、という法則がある。

頭ではなく思いと行動で形にしていく真の信頼。
自分との約束を平気で破る人であふれるこの世の中で

やるひとはやるという 凄み。
同時にしなやかさ、優しさ、使命と責任。

重圧を背負うが楽しむ心意気。

東京と金沢、2度のリアル打ち合わせには忙しさのピークにあっても疲れた表情一つなく飛んできてくださったし、そうした背中から私は多くを学び、やる気に火をつけた。


東京でのラストMTG ついていきまーす!というマインドから
いや わたし やりますんで っテ感じかな


そんな油野氏が、ぜひこの方に共に座長をと決められたのが、大門未知子に扮してくださった領家先生であり、やはり類は友を呼ぶわけです。

出逢ってみたら不思議と数々のご縁を感じる事実があり、、
瞬時に同じところを目指す仲間(共犯者、笑)になれた。

前日から変身のためのご協力シーン。人生初のウイッグだったそう。見事に被りこなして当日の舞台では華やで美しすぎる大門さんが仕上がった。


最後の最後まで


ファッションの真のパワーを伝えるために、純度高い準備を効率よく、あっという間に時は経ち、そのときは来た。

そして
前日リハを迎えてもなお、修正とチャレンジの手を緩めない自分がいた。

これはもう 失敗しないための必死 のマインドではなく、
チャレンジを楽しむマインドでの行為だった。

すでにある一定のクオリティーを保つことは可能だという確信が持てた上での、遊び心、心意気でもあった。
たぶん、仕事という概念すらも、良い意味で越えていたように思う。


リハーサルで進行ディレクターを巻き込み、急遽音楽挿入を懇願。夜中のうちにシンセカイが音源を作成。なんとか間に合った。このディレクターとの出逢いもまた、唯一無二の舞台を作れた理由のひとつ。


そう、前日になってお二人の登場時にブラックジャック&ドクターXのテーマを数秒間流す、といった演出も加え(なかなか無謀)当日の舞台と客席は一体となって高揚感にあふれていたと思う。笑


シンセカイありがとう。前日深夜 音楽編集助かったわ~


同じ山を登った景色の先にあるもの



1時間の使い方は、正直チャレンジであり、無謀でもあり、でも 信じて突っ走った60分の中に、アツいメッセージと明日から即役に立つ知識も加え、政近メソッドの根幹をぐっと詰め込んでみた。

医療従事者に向けて、金沢市民の方が聞いてもわかりやすく楽しい内容とエンタテナー要素、早着替えというこんな演出は、考え付くことは可能でも、真に成功に結びつくのか?安っぽくならず、深く伝えられるのか

こういうのは、お互いの信頼関係にかかっていたし、成功させようという以上に 楽しもう!に到達していたのではないか。

これはもう 誰と出会い、どう生きるかの回答のようなものだったなぁと。


MFJで学ぶ生徒さん、有志3人が現地まで、プロジェクト参加した効果



そして、10分間のチェンジタイムに舞台裏でドタバタヘルプしてくれたのがMFJの教え子さん3人トリオ。

登壇10分前の控え室の様子。 左から 由美さん 直美ちゃん ブレンダ。


大門未知子用のワンピースの丈を急遽短くすることになり てんやわんや!!!の裾上げシーン。登壇まであと30分、てなときに 私も縫ってた。汗 笑。

見事に時間通り二人を送り出し、舞台袖からこの姿を見守っていた3人。感動でうるうるしていたそう。


終了後全員で!!
左はアナウンサーのさん、右は のなかに入っていらっしゃったスタッフの方も一緒に。


ミッションを見事果たしてくれた3人、、

想像を絶するプレッシャーの中、でもきっとどこか楽しみながら、変身して舞台に戻るお2人を笑顔で送り出したという。

実は、彼女たちの存在なくしては、今回の構想も浮かんではいない。

1年前から決まっていた登壇とはいえ、現実味が増してくるのは3ヶ月前くらいから。実際に誰が現地にいるのか、この時点では確定も無かったし、4月は6講演が目白押している状態にて、東京にいない日も続いていたため実質裏方メンバーの参加が決まり(全員自主的)稼動しだしたのは2週間前だった。


前日入りし、リハーサル時点からアシストに入った由美さん。すべて私からの強制は無い。自らの判断で動くMFJの生徒さんの勇姿って 美しい。



現地にはいなくとも 陰で支えたMFJ精鋭たち


全員写ってたスクリーンショットがなくて、切り張りしたけどね 笑

たくや かおりんご まーちゃん まゆゆ ジュンコリーナ つきちゃん
さくら ロミ ありがとよ!



人を生かす



そうか この3人がいるならこうしよう!!というのも、楽しいものである。

まさか 会場でオーディエンスと一緒に公演を見ているだけだなんて、なんともったいないことか。

人生はとにかく、人との出逢いで決まっていく。
そして、人をどう生かすか、お互いが思いやってこそ到達できることが必ずあるし、生徒さんなら、こんなに成長できる機会ないでしょ、となる。

ファッションの視点から「どう生着るのか」を問うなら

どんなにいい服を着て、高価なものを食べても、それは本当の意味での豊かさではないだろう。
逆に周囲にあわせて無難な服や表現で生きても、満たされることもない。
また自分だけが自己満足な選択しかできない場合(服も生き方もよほどの人物で無い限り、たいしたことはできない。
どんなものをどんな風に着て誰と一緒にいるのか。 何をどこから買い、どう使っていくのか? そこには自分の哲学や美学が存在するのか。

価値の創造を共にできる人、と巡り合い
感動の場を共にする
そこで感じたお金では決して買えない感動は
何物にも変えがたい経験となって心を震わせる

そこに 服があり、服はよりよいコミュニケーション
人との特別な関係性を紡いでいく。

政近語録


学校の視点なら、

そんな経験を分かち合おうとする人が育ち、表面的ななかよしこよしで無駄な時間は使わなくなっていくだろう。

互いを認め、自分の個性をしっかり持ち寄って活躍できるよう準備を怠らない人間になる。なってほしいと思う。

そういう在り方は、どんな世界にいても、お呼びな人になれるんだから。

こういう考えに至ったのは 私自身が一人ではたいしたことができないことを思い知らせてくれる素晴らしい出会いに恵まれてきたから。 仕事も人生も人に支えられてきたからだ。

真に、豊かに実りを感じる日々には、人が重要であることを実感として知っているし、見えないところにこそ、真実の行動があることも実感している。

かといって、私は一人の孤独、その尊さも知っている。
一人でもやる、という心意気や行動がなくしては、何をやっても、何かが起きたら人のせいにするような人格になってしまう。
孤独と仲良くし、自身を見つめ、瞑想する時間、地道な積み上げ、人に見られているからやるとか、褒められないとやらないというような 平凡で無難過ぎる繋がりや、なんちゃって仲間は要らない。
そして ファッションの学びだからこそ、ファッションだけ何となくオシャレになっても中身がついてこないことほど格好悪いものはない。

そう、ファッションだけに拘り、取り繕ったところで、それが滲み出る「あなた自身」にたどり着くことはないのだから。

MFJ理念



上野千鶴子先生や、馳(はせ)石川県知事との出逢いも。


公演を無事終え、次に登壇される上野千鶴子先生が、皆で記念写真を撮っている最中にお目見えになった。

お会いした瞬間、
2人の変身姿も含めて、すっごく喜んでくださり、私の公演について、最高に面白かった!と伝えてくださったこの機会はきっと、今後の私の人生を大きく変えていくことになると直感している。


実はこんなにオシャレな上野先生なのです。お帰りになる際の貴重ショット。あぁ上野先生、大好きだわ。最高だったな~~ お写真の掲載も快くご承諾くださいました。


馳知事は 「一生現役プロレスラー」と名乗るお方で、その画像をを、今回の講演内容に入れていたことから 話が弾み、意気投合!!

また石川県にいらしてください!!と多々エールを頂いたので、かならずまた石川県、の地を踏みます。早速、私との画像もSNSに上げて下さっていました。さすが速い。


3人にも気軽に話しかけてくださって、楽しい歓談となった。


画像は掲載できないが、わざわざ遠方から駆けつけてくださった素晴らしきご夫婦の存在や東京からも名乗ることもなく、そこにそっと座っていてくださった方々もいる。

ほんとうに感謝しています。


すべてが終わって、盛大なパーティーが行われた

ここでも、ご縁の奥深さを感じずにはいられない出逢いがあった。

ほんとうに沢山の方々にお声がけ頂き、沢山写真があるのですが、正直まだ整理し切れててもいない。でも彼らは同じお席で親交を深めることができた皆様方。お写真の掲載もOKを頂いている。

魅力的な方々しかいない、最高に豊かな出逢いを頂きました。



もはや他人とは思えない竹林先生。


特に第一印象から他人とは思えない竹林先生とは、席がお隣で
「澤さん(あの澤円氏ね)から よろしくお伝えくださいと言われてます」とお話下さり、あぁ 繋がっているんだよなぁ とつくづく思った次第。

竹林先生は、行動経済学とロックとダンディズムを愛する青森大学の客員教授でいらっしゃり、ほんまでっかRVでもお馴染みの方ですね!

右が澤さん、ちまたではキリストと呼ばれている。笑 もう芸能人の域ですな



あぁほんとうに 類は友を呼ぶわ~~。笑 


会長を務めた油野教授のご挨拶。感動しました!そして格好よかったなぁ


和の響。黒留にて、圧巻の芸を披露してくださった 芸妓さんによる素囃子
私も黒留のリメイクスカートとジャケットで。

御陣乗太鼓 って ご存知?  ど迫力。めちゃ好み。

御陣乗太鼓 初見ましたが、超凄かった。感動、という言葉だけでは伝わらない。
迫力。迫りくるものがあった。伝統の凄さ。


私の登壇の際にも、パーティーでも、丸一日司会としてご活躍されていたアナウンサーの福島さん。開催中にとっても仲良くなりました。
講演をしっかりご聴講下さり、心のうちを伝えてくださった、とてもマインドが綺麗な方。
ご縁が嬉しい。




パーティーの〆は

そして会場の皆様が伝えてくださったこと。


沢山写真を撮ってくれたシンセカイと。今回は音楽挿入もありがとう!
私も油野氏もピースです!!


最後に

会場の皆様が仰っていたことがすべて。

2日間で4000人もの人が全国から集まり、このパーティーも大盛況。

油野さんからお声掛けいただいたからこそ、はるばる来ました。
そして油野さんだからこそ、(地震があったが)ご決断が早く、
その思いに突き動かされた。

学術企画においては 歴史に残る拡張と学術性の高い学会となった。

のだと。

領家先生を囲んで 医療従事者の女性陣と、わいわい。





まさに 人生は出逢いこそがすべて。
誰と生き、何をするのか。
誰との時間を共にし
どんな思いを共有するのか。

口だけではない相手のための行動とは何か。
相手から、社会のためへと派生していく、真の愛情や影響力とは何か。

この度も、すばらしい出逢いの数々があり
そのご縁の根底に油野氏がいらっしゃいました。

そうしたご恩を忘れず、また第3弾の何かが起こせるように
医療とファッションについて日ごろから知見を広げ深めていきたいと思っています。

この度の登壇の準備の段階においてFBにて読者の皆様にご質問をしたのですが、そのトピックスには500を越えるご意見、経験談などが寄せられ
メッセンジャーでは数々の自己開示、本音を聞かせて頂き、その数は合計1000に達しそうな勢いでのご協力を頂きました。

皆様からの思いも形に
生かすことができたと思います。

SNSの読者の皆様との出逢いも含め
関わってくださったすべての皆様に感謝とお礼を。

ありがとうございました。



スタイリング解説は次回。宿泊したホテルで。

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