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ありがとうチャレンジ Day 23|空気に感謝|山火事の記憶

23日目ー全28日間

23日目のお題は・・・魔法の空気  The Magical Air That You Breathe

早朝の新鮮な空気のなかを散歩をしたら、別人のようになって帰ってくるでしょう。魅了され、恍惚として。

朝のうちに10個の感謝を見つけ(その理由も)、感謝の気持ちを味わう。

1日に5回、立ち止まり呼吸をしている素晴らしい空気を感じる。
1回に吸って吐いてに集中し、5回繰り返す。喜びを感じ感謝する。

夜:マジックロックを手に、その日一番の出来事に感謝する。

Credit to The Magic by Rhonda Byrne

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もう数年前になりますが、近くの山で大きな火事がありました。

ハイキングしながら花火を投げた若者がいたのです。その花火から木に火がつき、あっという間に5万エーカー(約2000ヘクタール)以上が燃えてしまったのです。その広さの例え方が分からないけど、ちょっとした町ひとつが全焼するくらいだと思います。森林地帯なので人が住んでいないエリアも含まれています。

とにかく来る日も来る日も、空は暗く、太陽も見たことがない色をして、外はもちろん、家の中まで煙の匂いで大変でした。

空調を使うと、家の中に入り込んでいる有害なものまで舞い上がってしまうから空調も使えず、乾燥機も外から空気が入るので洗濯物まで匂いがついてしまう始末。空気清浄機は売り切れ、アメリカでは珍しく(コロナの前!)マスクも飛ぶように売れていました。確か世界で大気汚染がひどい都市、第一位だったと記憶しています。

燃えたのは木だけではなく、他の植物や、そこに住んでいた動物たちも焼けてしまったのです。消火まで3ヶ月かかったとか。。。


空に浮かぶ不気味な色の太陽


わたしにとってヨガは生活の一部です。
ヨガには呼吸法がつきもの。


この時、初めて、

「呼吸法の練習なんていうのは、周りの空気がきれいだからできるものだったんだ、なんて贅沢なことだったんだ!」

と知りました。
空気が悪いと、普通に呼吸をしているだけで、喉が痛くなり、頭が痛くなり、吐き気まで起きるのです。

呼吸をすることを当たり前に感じているので、呼吸をする空気も当たり前のように「きれいである」と思ってしまいがちですが、本当はいつもあるわけではなかったのです。

本当にありがたいもの。

あの体験があったおかげで、この魔法の空気を味わって呼吸しましょう、というお題は、とても腑に落ちるものです。


匂いがわかる嗅覚にも感謝したいです。

嗅覚は、危険を知らせてくれ身を守ってくれます。


*今、調べたら、その花火を投げた若者、当時15歳は、約40億円の賠償金支払命令とが降りたそう。。。40億円って!!
プラス謝罪の手紙を152通、1920時間の奉仕労働が課されたとか。。。

今現在、その燃えた森林は、ハイキングができるよう再開している場所もあれば、まだ閉鎖しているエリアもあります。(森林の自然回復を促すために、政府が閉鎖している)全く人がアクセスできない山奥は知らないけど。

黒焦げになった木々はそのまま大地の肥料となり、新しい芽も育ち、ゆっくりだけど確実に緑が戻ってきています。きっと動物たちにも、新しい命が生まれていることでしょう。『何かの終わりは、また違う何かの始まりである』という自然の摂理を見させてもらいました。






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