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自己紹介 助産師になるまで

時々どうして助産師さんになろうと思ったのですか?と聞かれます。

助産師になろうと思ったのは、最初に入った大学でのことです。昔すぎて記憶が曖昧ですが、高校を卒業してぼんやりと占いや心理テストも好きだし、臨床心理士さんとかいいなーと軽い気持ちで心理学の学べる大学に入りました。
農学部や他の大学も受けて、たまたま入れた大学がそこだったという話でもありますが…。
しかし、入学したものの、当時(今も難しいと聞きますが)臨床心理士の壁は高く、180人ほどのクラスの中のほとんどが会社員になるということを聞かされました。
そんな中、哲学だったかの授業で助産師について調べる機会があり、人生において生まれる時のエネルギーがもっとも高いのだという内容に触れたのです。
さらに助産師は女性しかなれない職業だということを知り、これだーっと思ったのがきっかけです。

親に恐る恐る相談して、休学して受験することにしました。
無事に京都の看護学校に入れてもらい、そこで3年、栃木の助産課程で1年学び助産師になりました。

人間って生まれる時のエネルギーが一番高いってすごくないですか?
薄っぺらい知識と動機で進んだこの道ですが、気づけば四半世紀を過ぎ、エネルギーがたかいかどうか裏付けは取れてませんが、その言葉をなぜか今でも信じれていて、毎回お産の度に浄化される実感があります。

そして命を産み出す母たちのエネルギーも神々しく、力強く、本当に美しい。

どんな出産も尊く、意味があり、エネルギーに満ちていますが、幸せなお産や産後を過ごせることが、その後の母の幸せ・子どもたちの幸せ、そして世界平和につながると信じ、世の中に暴力的でなく優しく幸せなお産が増えることを心から深く強く願いつつ、今後も活動していきたいと思います。

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