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シンガポールで大海を知る

荷造りで白目を剥いたものの、無事にシンガポールに視察団の一員として行ってきた。
誕生日も無事にシンガポールで迎え、視察団のみなさんにも祝ってもらった。

視察の内容は公に言えることと言えないことがあって面倒くさいので、ここでは書かないし写真も載せない(笑)
ただ、ハードスケジュールなだけあって、非常に有意義で素晴らしい視察と意見交換ができた。


それはそうと、4年振りの海の外。
テンション上がりまくり×1000で、全身全霊で滞在を楽しめた。
ご飯も全部美味しかったし、美味しくお酒も飲めたし、ずーっと元気いっぱいだった。(基本仕事中心だったけど)



が、しかし…異変は帰りの飛行機から起こった。

激しい頭痛と喉の痛み。
帰国後すぐにコロナの検査を受けた。
結果は陰性。

朝方帰宅して横になり、暗くなるまで寝る。
そしてトイレに起きただけで、続けてそのまま普通に翌朝まで寝た。

熱は無いが体がダルくて重い、頭痛がどんどん酷くなる。
これが1週間ほど続いた。
本当にキツかった。
ただの疲れというにはあまりに酷くて、何かの大きな病気を疑うほどであった。

そんな満身創痍でありながら、仕事では企業での講演が3本続いたり、プライベートで滋賀県の大津や結婚式の出席で名古屋に行ったりとそれなりに忙しく……スマホとPCをマンションのベランダから捨ててやろうかという思いが一瞬頭をよぎった(笑)

まぁ、最近だいぶ体調は元に戻りつつある。
そして今はシンガポール視察の報告書に追われている…。

あんなに充実していて楽しかったシンガポールなのに、なんでこんなに体調が崩れたのだろうか…。


現地で得た情報量の多さに私の超ショボい脳みそが煙りを上げたということもある。
または、超絶苦手な団体行動で気疲れしたことも原因のひとつだろう。
久しぶりの海外で緊張していたのもあるし、ホテルの部屋が好みではなかったのもあるかもしれない。


上記のようにいろいろな要因が重なって、緊張の糸が切れたタイミングでドッと疲れが来たということはあるだろうけれど、、、
今思うに…きっと私は「ショック」を受けたのだ。



シンガポールという国に。

私が知らなかった世界の大きさに。

自分の小ささに。


「知っている」という状態と、「ちゃんとわかっている」状態とでは雲泥の差がある。

私は「知って」いた。

日本がもう世界の先端ではないということや、日本が経済大国というのは今や昔で経済的に遅れを取っていることや、天才的な頭脳を持った人材が世界からシンガポールに集まっていることや、超超大富豪といわれる人達の存在があることも…。
(もちろんそれが良いとか悪いとかどちらが優れているということでもないし、だからと言って日本が豊かじゃないということでもないよ)

確かに知っていた。

知ってはいたけど、ちゃんと分かってはいなかった。

わかっていなかったことを目の前で見て、体験した。 


驚いた。

貨幣価値に対する考えかた、人材育成の秘密、そして超大富豪の方との直接対話。

絵空事ではなかった。
頭の中だけで描いていた世界は本当にちゃんとあるのだ。

今まで欧州を中心に何度も海外に行った。
美しいものをみて、美味しいものを食べて、感動をして、素晴らしい経験をたくさんしたけれど、それでも私は何もわかっていなかった。


こんなにもの凄いエネルギーの渦が実際あるのだ。
クラクラした。

そりゃそうだ、その国の大事な根幹に触れたのだ。
凄いものを見聞きした。
凄い人に会った。
普通では知り得ないこと知り、体験出来ないことを経験した。

そりゃ具合も悪くなるわけだ…笑

水溜りしか知らなかったオタマジャクシが急に太平洋に放り出されたみたいなものだ。

これから私はこの視察旅行で得たものを咀嚼して消化して血肉にしていく。
別に無理に血肉にしなくてもいいんだろうけど、無駄にはしたくないと思う。



知らないより知ってる方がいい。

なんとなく知ってるだけより、正しく知ってる方がよりいい。

そして正しく知っているより、ちゃんと自分の体で体験した方が何倍もいい。

体験は痛みも伴うこともある。
素晴らしく楽しい思いをすることもあるし、恥をかいたり、傷つくこともある。
できることなら、そういう嫌なことは避けたい。

でも、体験でしか得られないことがあるなら、恥をかいても傷ついても、落ち込んでも、何があっても大丈夫な自分になりたい。

嫌なことを避けるんじゃなくて、どんなことにも立ち向かえる自分がいい。

それらを越えた先に、見たこともない素晴らしい景色があるのなら、私はそれを見てみたい。

水溜りが自分の世界だと思っていたら、実は大きな海があった。
大きな海を泳ぎたいなら、オタマジャクシのまま水溜りの中でいい気になっていてはダメだ。

ショック療法的な旅(あ、フツーに楽しかったですよ)から落ち着きつつある今、自分の望む未来を今までより明確に描けている感じがする。

あーでも怖い。
怖さはきっと自分以外の人の目や評価を気にしているからだ。

どこまでも自分、人からのイイネよりどれだけ自分に自分でイイネを出せるか。
私のチャレンジはまだまだ続くみたいだ。

【おまけ】
突然ですが、私は乙女座です。
今年の乙女座は海外に行く流れが凄くあるって、年明け早々から某星読みのお方が仰ってました。
年明け、私には海外に行く予定なんて1ミリもありませんでした。でも先月シンガポールに行きました。そして、11月にもオーストラリアに行くことになりました。どちらも自分の意思というより外圧的な流れです。
今更ですし知ってましたが、星も星読みのお方も凄いですね(笑)

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