見出し画像

少しだけ前向きになるために

今回は少しだけ前向きになれたエピソードについて話そうと思う。

とか言って、僕は常に前向きになれないのかといえば、もちろんそんなことはない。ただ、時としてめっちゃ沈んでしまうことがあるので、その時の対処法として備忘録としてメモしておこうと思う。

・・・

先日、僕はハッカソンというイベントである二日間の間周りのチームと競いながら、4人のチームでモノづくりに励んでいた。そこでの出来事なのだが、僕たちはインターン先での、いわゆる仲の良い4人チームでの参加だった。

僕たち以外にもチームは、20チームほどいて、その中には僕の学校での仲のいい友達もいた。

ただ、僕は正直に言ってしまうと、学校の中でも勉強はできる方ではないし、開発もそこまで強いかと言われれば、インターンで運よく実務経験を積ませてもらっているくらいの実力だ。正直言って、自分に自信なんて微塵もなかった。そこでの友達は自分が所属する学部の中でも有数ゆびおりくらいに優秀(だと自分は思っている)ような子でその瞬間に、自分の中での負け犬メンタルが発動して、「どうせ僕なんて、、、」状態に陥っていた。

それでも、みんなで話し合いながら、分担して、あれこれ必要事項を考えながらする開発は楽しかったし、みんなが作りたいものを作るということが今回の目標であったので、そのチームでの開発は楽しくできていた。

しかし、今回のハッカソンで得たものはあっても、自分がアウトプットとして出せたものは無に等しかった。。。これが何よりも悔しかったし、人とのコミュニケーション不足、自分の技術力不足、普段の意識不足、そしてアイデアとして賞も取れなかったので、アイデア力不足を感じた。

ここでも、どうしても自分と自分のチームで実装してくれたチームの人たちを比較して「どうせ僕なんて、、、」という状態に陥ってしまっていた。

・・・

ここまで読んでくれた人ならわかると思うが、僕は人との差を痛感してひがみがちだ。

学校との友達ともインターン先の友達に関してもそうだ。結局僕とは何か違う人種で、自分より考え方も、知識も何もかも優れているんだ。そう思うことが本当に多くなっていたと思う。



ただ、この谷底のさらに奥底にも沈みきった気分から救ってくれた出来事が一つだけあった。




それは、ハッカソンの後に行なった打ち上げの時に一緒にハッカソンのメンバーとHUBで飲んでいた時のひと時で、

正直にいうと、僕は学校の友達の方は得意ではなかった。簡単にいうと、優秀すぎてそれについていけなかったという方が正しいのかもしれない。そして、僕もいじられキャラという側面もあり、バカにされることも多々あった。それは、ハッカソン中に関しても例外ではなかった。

正直にいうと、学校の友達が目に入った途端、同じような状況になるのではないかと危惧してしまっていた。学校でもバカにされていたようにインターン先でも馬鹿にされ続けるのではないか。せっかく、自分の居心地の良い空間だったのに、それが今回のをきっかけに壊れてしまうのではないかと、とても不安だった。

ただ、ハッカソンが終わった後のHUBでのひと時でその心配は杞憂に終わった。その時のハッカソンでの反省会が始まり、それぞれの嫌だったことを言い合い、お互いの意思疎通をはかることができたのだ。その時には、しっかり自分の意見を聞いてくれる人がいて、それを言葉だけかもしれないが、納得してくれる人もいた。今思えば、上記の不安を解消したことの直接的な要因ではないのかもしれないが、とにかく、自分の意見を聞いてくれる、自分の存在を対等として見てくれていることが何よりも嬉しかったし、反省会でもあったので、次回にも生かそうというマインドも持つことができた。

そして、今回自分の味方になってくれた、同じチームの3人は誰よりも大切にしようと思ったし、また、同じチームでモノづくりを楽しみたいなと思えた。


・・・

ただ、話を聞いてもらえて、信頼できる友達を見つけて、自分の落ち着ける空間を見つけて、やっと人は(僕だけかもしれない)前向きになれるのだ。

僕は中学時代にいじめられた経験がある。

その時は本当に閉鎖的なコミュニティだったので本当に苦しかった。

毎日ベッドの上で泣きじゃくっていた時期もある。

その時の自分に教えてあげたい、コミュニティを変えれば、自分を認めてくれる人はいるし、自分と同じマインドを持った人がいるということを。

もし、閉鎖的なコミュニティに苦しめられている人がいたら、一歩だけでいい外に出て見て欲しい。そこにはあなたにしかない新しい世界が広がっているはずだから。


・・・

という、出来事があって、今はなんとか前向きに生きることができている。

今なら、「どうせ僕なんか、、、」と思わずに、「一つ一つやっていこう」
と思える。
思えば、「どうせ僕なんか、、、」と思っている間は自分の中で一つも進んめていないことに気づくことがある。そこを、「一歩踏み出せるか」どうかな気がする。

その一歩の先に今までに見えなかった世界を求めて、これからも一歩を踏み出し続けようと思う。

勉学においても、仕事においても、コミュニティにおいても。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?