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ファイルNo.5  逆位置、なくてもいいよね!事件

「逆位置、なくてもいいよね!」と不意に聞かれました。

えっ!これは興味深い意見です。事件の匂いがします。

じっくり聞かねば!!

任意同行を求める。(あ、ちなみに私の取調室には黙秘権の行使という行為はございません。何らかご発言いただきます故…、はい、かつ丼も出ませんのでご了承願います)

《取調イメージ図》

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冗談はさておき、正直タロットの逆位置は採用するか、しないかは…

自由です。まったくもって自由です。どちらでもどうぞ。お好きなほうで!

しかし、しかしです!

「逆位置、やらなくてもいいよ~」と甘やかしているんじゃないので、そこのところはしっかり肝に銘じていただきたいぞっ。

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逆位置について

逆位置とはその名の通りカードが逆になっていること。タロットカードはオラクルカードにはない逆位置の解釈があります。

逆位置を採用することにより、更に的を得た鑑定結果を導きだせるし、何よりもタロットの読み解きが容易に行えます。

警告や注意喚起として出現するカードも逆位置であれば読み解きが容易で、読み違いも防ぐこともできますよね。

なぜ、逆位置を採用しない方法が存在するのか?《逆位置不採用のメリット》

逆位置を採用しないで正位置のみで解説してるタロット本があります。大体が初心者用の本ですが、逆位置を考えないことにより得られるメリットがあるからです。

当たり前ですがカードは正位置と逆位置では見え方が全く違います。

例えば、あなたはパソコンの操作をしています。
普段は正面から画面をみて作業しています。
ここで横または少し斜め後ろの方向へ体ごと移動して画面を見て同じ作業をします。

どうでしょう?
タイピングがしにくいなど、いつもの作業に比べ違和感を感じませんか?

これはいつも正面から作業しているのに、横方向からの作業で「見慣れない視野」での作業になったからと考えられます。

これをタロット占いに置き換えてみましょう。
逆位置はカードが反対になることにより「見慣れない全く別のカード」になります。
これではカードに何が描かれているかが分かりづらく、正確な情報が得られないので読み解きに困難やミスが生じてしまう。
初心者にすればカードの読み解きの練習の妨げにもなりうる。
そのため、あえて正位置のみで解説をしているように思えます。

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では、正位置のみでタロット占いが成立するのか?

実際、タロット占いをしていると正位置でカードが出ても逆位置に近い意味や同じ意味に感じることがあります。読み取るカードの隣接または関連するカードから多角的にメッセージを捉えることがポイントになります。

そうすると、タロットカードの正位置の知識だけでは読み解きが追いつきません。逆位置の知識がないと読み解きに苦労するでしょう。
このことより正位置のみのタロット占いを成立させるためには、逆位置の充分な知識がないと成立しないと言っていいでしょう。

あえて出さないと省略するのは違う

初心者の方が陥りやすい考えが

「逆位置を採用しない」=「逆位置を知らなくてもタロット占いはできる」という謎の勘違いです。

上記で述べているように、逆位置を採用しないということは正位置も逆位置も充分に理解ができている場合に成立するものです。

占い師が読み解きしやすい絵柄はお客様にとっても分かりやすい絵柄です。あえて逆位置を採用しないことにより、お客様に分かりやすく納得のいくアドバイスもできます。

安易に省力せずに逆位置の読み解きに取り組んでください。

正位置だけでもかなりな学習量でしょう。分かります。私も同じ道を通りました。

もうひと踏ん張りです。よって、この事件は一件落着ということで。

タロット占い師/絢子

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