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カタカムナ before & after

今日は横浜までTM NETWORKのコンサートに行ってきました。高校生のころ大好きだったTM。あの時から約30年、初めて彼ら三人と同じ空間に。「地球」「惑星」「この惑星(ほし)」といったワードがたくさん、こちらも地球祭りでした。♬We love the earth.

さて、母が大興奮でテクノサウンドに浸って身体を揺らしている間、我が家では小学六年生の息子が初の長時間留守番をしていました。夫も泊りがけの予定、義実家に息子を預けることになっていたのが、義母が今はやりの風邪イベントに参戦となり、16時半から5時間の留守番に初チャレンジ。
駅近くの書店で本を二冊買ってやり、駅前でバイバイ。息子は私が見えない位置になると自分が移動してまで私を視界に入れてにこにこと手を振るので切なくなりながら電車に乗りました。

最近私は変わってきたなあと思います。うちの子は言葉が遅かったり、他の子に比べてできないことが多く、個人面談はいつもその日の一番最後の順番でした。経験者はわかりますが、親が仕事をしているわけでもないのに一番最後の枠で個人面談が組まれているということは先生から話したいことがたくさんあるということです。私は他の子と同じことが息子もできるべきだと思っていました。そんな考えなので息子への当たりがきつくなったり、他のお母さんに対し劣等感を持ったりしていました。親の私がマジョリティチームの一員だったのです。小学校に入ってもそれは続きました。

それが最近変わりだしました。いつも息子が可愛くて誇りに感じ、他の子と比べることがなくなりました。息子が急にテストで100点を取るようになったり学級委員になったわけではありません。息子は今日も楽しそうに本を読み散らかし、鉛筆を握ることなどなく過ごしています^^; でも私は全然オッケー。安泰な心で息子を眺めることができます。

この変化には二段階あると私は分析しています。

まず、頭でわかったのです。松永暢史先生は数々の著書の中でもいつも子供中心の視点です。実際、音読指導者養成講座にお母さんについてきた子供がいると、大人そっちのけで子供の相手をしたり、オンラインの松永教育哲学サロンでも繰り返し「子供にコンプレックスを与えない」ことを説かれます。かける言葉は「それじゃだめだよ」じゃなくて「大丈夫だよ」であるべきと。先生の熱のこもったお話はだんだん私に響くようになりました。おひさまのおうちの方々もNVC(Nonviolent communication)を学ばれたりして、とても穏やかにお子さんに接し、自動的に7歳の年に地域の小学校に入れるのではなく、一人一人の子にあった教育を考え探しています。既定のものに子供をはめ込むのではなく、その子に合う箱を探してあげる。当たり前のようだけど現実社会はどうでしょう。

頭で理解できてもなかなか気持ちがついていかないこともあります。それがカタカムナで変わったかなと思います。これが二段階目。
カタカムナを息子と読むと、声を合わせる快感をお互い感じます。そしてお互い前向きになれるのです。これに理屈はあるのかしら。あったとしても私はまだ気づけないので説明できません。でもカタカムナを息子が嫌がることはまずありません。そして一音一音自信をもって澄んだ声を放つ息子を私は好ましく感じます。それが伝わるのか母子の関係がとてもよくなるのです。ある日、そんな流れで私が自分の作文(当ブログ)を読み上げて聞いてもらったら、息子も紙にメモを書き、原稿用紙に作文を毎日書くようになりました。これはうれしい驚きでした。

珠洲で藍染を体験したとき聞いた説明。
藍がよい色を出すのにはやわらかい葉をもった藍を育てる必要があり、どうするかというと、土をやわらかくするそうです。

子どもが藍だとしたら、お母さんは土壌。
カタカムナはその土壌をやわらかくしてくれてるのかな、と思います。実際カタカムナを音読するようになってからいろんなことを感じやすいです。人の言葉もよく届くし、感情が豊かになった気がします。

そして、思い出しちゃう。

「やまと歌は人の心を種として よろずの言の葉とぞ なれりける」
 by 紀貫之

「人の心に木を植える」
 by 畠山重篤

息子は留守番を問題なくできました。
出がけに言ったのに、上履き洗わず、夕飯のお皿洗わず、お風呂を洗って入るもゼロ、洗濯物を取り込まずといった備考がありますが( ;∀;)
やわらかーくやわらかーく、ああなんて可愛いの、トホホ。

🌀カタカムナイベントご案内🌀

【9月9日(金)10:30-12:30 「カタカムナ音読法」出版記念イベント🌸松永暢史氏×板垣昭子氏対談会in東京】@文京シビックセンター26階 スカイホール
https://katakamunaondoku.peatix.com/
子連れOK(お子様無料です)
録画受講可能(チケットを購入されたみなさまに後日、録画URLを送信いたします)

【9月10日(土)13:00-15:00 カタカムナ音読とカタカムナの智慧 ~~サヌキ・アワについて~~】
@東京・西荻窪ほびっと村学校
https://hobbitkatakamuna.peatix.com
子連れOK(お子様無料です)




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