息子との会話〜彼の個性を活かしたい
お正月ムードが消えつつあります。
息子の部活が一昨日から始まり、夫は昨日から仕事、わたしも昨日が仕事始めでした。
昨日から3枚綴りの回数券でレッスンを始めたかたは、元旦生まれの還暦。年の始めにふさわしいかたをお迎えしての音読初めでした。
映画「福田村事件」を観てから、今はどうだろうと考えています。
100年前の日本と今の日本が様変わりしてるか、そうでもないか。そうでもないのではないか、さらに進んでいたりもするのではないか。
群れになり一致団結できるところは日本人の良い面でもあるけれど、状況によっては真逆に働く、それでもなんでも「個」がしっかりしていたらいいのではないかと思います。
昨日、息子ぼぼすけが部活から帰ってきた時、元気がないように見えて、色々話しかけました。一年生大会が間近なのでその練習をしたはず、6人がレギュラーメンバー、一年生は7人。
わたし「ユニフォームもらったの?」
ぼぼ「うんもらったよ、7番」
予想(しちゃいけないけど)的中(^^;;
ぼぼ「Aくんがスコアつけて、Bくんが〜して、Cくんが〜するように言われてた」
わたし「ぼぼくんは?」
ぼぼ「おれはなし。先生、おれに任せるのが不安なんだって。たまに間違えちゃうから」
わたし「・・・」
ぼぼ「でも、おれ、サーブ上手いから。1年生の中で一番入る率高いし、正確だと先生に言われてる」
息子に不安だという先生を一瞬恨もうとしましたが、いいところをそうやって伝えてくれる先生だったのか。
息子は上からサーブを打てず、いつまでもアンダーサーブを打っています。だから他の子より入るのだけど、本人は気にしていない様子。
わたし「帰り道、しゅりさんに会わなかった?さっき帰ったんだよ」
ぼぼ「会わなかった、おれ西口の方から帰ってきたから、Aくんと」
Aくんは息子が大好きな長身の同学年男子です。いつも息子が付きまとい、うざいと言われていると聞いています。
わたし「何話すの?」
ぼぼ「〇〇(ゲームの名前)の話」
息子はゲームを持っていません。
わたし「やったことないゲームのことどうやって話すの?」
息子「ググるの」
わたし「やったこともないゲームのこと調べて楽しいの?」
息子「Aくんと話したいんだもん」
わたし「じゃあAくんが推しの子(アニメの名前)に夢中だったらそれもググるの?」
息子「ググらない。推しの子は嫌いだから。」
わたし「へ〜」
話しながら息子は正座して熱心にポケモンカードを並べていました。
Aくんが好きでも、なんでも好みに合わせるつもりはないんだ。
他の人と比べて自分を卑下したりしない、先生の言葉をポジティブに受け止める息子に強さを感じました。
息子と話してると自分の常識とあまりにもかけ離れていて驚くことがしょっちゅうです。
ついつい一般論で「そうじゃない」と言いそうになりますが、介入してはいけない。
一定の基準や世の中の暗黙のルールにとらわれてこの「個」を無力化しない、活かさないと。
どんな最善の環境を整えるか、新しい学びも必要かもしれない、親としての模索が続きます。
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