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滝に入った夫と息子~感動を受け止める幸せ

朝活復活を誓い、明日の朝は早く起きるぞと思ったら、早起きして7時に息子と家を出るのでご飯はいいよ、ゆっくり寝ててと夫に言われて、結局今朝は7時に父子が出るときに起きだしました。

こんなことはめったにない。そうだ、知り合いの人が8月にオープンした朝ご飯の店に行ってみようと思い立ち、異色の朝活となりました。美味しかった~。
「今日は旦那さんと息子が滝行に出かけて、わたし一人なんです」

美味しかった朝ご飯膳


そう、夫と息子の行き先は足柄山、息子が習っている武道・天真体道の日帰り滝行に参加してのことでした。

曾禰田先生がたまに滝行を催していることを知った夫がミーハー心で「やってみたい」と言い出し、参加することにした滝行、夫の出来心とは裏腹に天真体道という「道」として行われる滝行は突然行ってできるものではなく、事前に夫も稽古に参加し、手ほどきを受けました。それも1年前から天真体道を習っている息子と稽古を共にするのはにはお互いにとっていい機会だったろうと思います。

大体のスケジュールを把握していたので、家で過ごしながら、午後に音読指導しながら「今頃滝に打たれているかな」「終わったかな」などと気にしていました。

6時過ぎにベランダから見ていたら確かな足取りで夫と息子が歩いて帰ってきました。情けないことにあると思った食材が足りずご飯を作れず外食することになったのですが、行き帰りの車内や食事処でも話し続ける夫の様子を見ていると、心の底からこの機会を喜び満喫したことが伝わってきました。息子も滝行の前に腕が震えてとても緊張した、部活の試合の500倍以上だ、と話しました。

こんな滝だったそう。画面が切れている下に人、5ミリほど。

夫は無の境地になるために、心のおしゃべりをやめようと思い、やめようと思うことをやめようと思い、それをやめようと、、、という堂々巡りをしたことを語っていました。ミーハー心で終われなかったようで、それがとてもわたしに響きました。
数十メートルも上からどうどうと落ちてくる滝の水はとても痛かったそうで、下を向くと頚椎を直撃しおかしくしてしまうから絶対に下を向いたらいけないと注意されたけど、それを守るのが大変だったとか。そんな滝の下に数分間いたようです。

曾禰田先生はグループラインやSNSで息子の直感が滝行のあとにより研ぎ澄まされたことを動画と共に投稿していました。

父子が立派な経験をしてきたので、わたしまで姿勢を正してしっかり生きなくては、という心境になりました。

素晴らしい機会を与えてくれた曾禰田先生、キャッチし実践した夫、恐怖を感じながらも滝に入った息子から大事な何かを受け取りました。

よかった、ありがとう。


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