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日本語力でいじめっ子をやっつける!

今朝、息子が夫に怒られていました
食卓に米粉パンを夫と息子のお皿にそれぞれひとつ載せ、「あとはご自由にどーぞ」と二人の間に小さくカットしたナッツのパンを4つ入れたお皿を置いておいたのですが、「お前そんな時間ないだろ」と夫が息子に言いました。私は台所に立って別のことをしていたので、耳にその声が入ってきたけれど、見てはいませんでした。でもよくあることです。息子が時間を指摘されることは。

息子は「うん」と言って食後のバナナのミキがけを食し、「ごちそうさま」と食器を台所に持ってきて、洗面所に向かいました。私は食卓を片付けるべくテーブルへ。きっと息子はパンをもうひとつ食べようと手を伸ばしたら夫に言われたのだろうと思っていたら予想に反してパンがふたつ残っています。
「ぼぼくん、パン一つしか食べなかったの?」
「うん、お父さんにダメって言われた」
「あんなに時間があって米粉パン一つしか食べてないの?」
「うそだろ、お前ナッツのパン食ってただろ」
「ああ、ナッツのパン食べた。ナッツのパン一個しか食べなかった」
「だからパンは二つ食べただろ、しっかりしろよ」
「ハイ、日本語力」←私

今日の一幕は例として少々お粗末ですが(;'∀')、お金の計算間違えたりすると「算数しっかり」などとなるように、やり取りがうまくいかない、こちらが言ったことを勘違い、伝えたはずのことを聞いてくる、そんなことがあると、「日本語をちゃんと聞き取りなさい」とか「日本語の問題だね」と、「日本語」というワードを入れて息子を諭すようにしています。日本語音読指導者になってからの習慣ですが、こうやって毎日を過ごしていると、驚くほど「日本語力」で片付くことが多いのです。息子も繰り返し言われていると、日本語力をしっかり持つことって大事だなと思い始めているのでは、と思います(願います)。

西荻窪道場で小6女子に音読を教えたとき、古典音読始めてよかったと思うこととして、「コミュニケーション能力がめっちゃ上がった」と言っていました。自分たちでも効果がわかる古典音読。しかもその効果は授業やテストのようなペーパー上だけでなく、日常でも実感できる。

息子は学校に楽しく通っていますが、心ないコメントをしょっちゅうもらうようです。気にしない彼の性格には感謝しかないのですが、私はやはり切なく心が苦しいです。どうしたらいいのかな、でも本人が大して気にしてなかったらこれは彼の問題ではなくて私の問題??など、何が何だかわからなくなるのです。先日の友の会で松永先生に相談しようとも思いましたが、会がとても良い雰囲気だったのでこの穏やかなエンディングに湿っぽい悩みを打ち明けることに気が引けてやめてしまいました。きっとそのタイミングではなかったのでしょう。

この事態が古典音読によって打開できるかもしれない、と、この記事を書いてて思いつきました。

待ってろよ~、あわれな言葉の暴力者たちよ!
と、先日謙虚の呪いを脱いだら、今度は大人げなく子どもに向かって呪いの言葉を吐く母なのでした(;'∀')

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