ひとりで遠くに～満開の藤

玉敷神社。
お友達が藤の花を見に行ってきたとSNSに投稿した写真があまりにも美しく、昨日は予定がなかったので行くことにしました。

調べてみると、同じ埼玉県だけど、駅からバス20分、バス停からも徒歩10分ほど。遠いなあ。でも予定がないんだからいいじゃない。行き帰りの電車で本も読める。洋書と和書一冊ずつ持って出かけました。

大宮で降りて好きなお店でランチをして、再び電車に乗って鴻巣駅へ。
だだっぴろい駅ロータリーのバス停に並びます。スマホの地図案内に頼りっきり、気が付くと充電があと40％！写真を撮ることを考えると、とたんに心細くなりました。

路線バスに乗る機会があまりないので、いつもバスは不安。必ず運転手さんんに「このバスは〇〇に停まりますか」と聞いてしまうのですが、昨日は多分大丈夫だろうとなぜか聞くのを我慢しました。20分の乗車時間はかなりわたしを不安にさせましたが、ちゃんと目的地のバス停名がコールされ、「次おります」のボタンを押しました。これもまたわたしは変な習性があり、このボタンを押すのが大の苦手で、同行者がいると必ずその人にお願いしますが、ひとりだったしためらっている間に通り過ぎたら大変なので、「えいや」と押しました。簡単なことでした(;'∀')

玉敷神社、全く知りませんでしたが、由緒正しき神社のようです。
こんな素敵な入口でした。

奥に鳥居が続いている

そして本殿の手前に「藤→」の看板が。
数10メートル歩き、目の前に広がったのは。

ものすごい大木

息をのみました。

1メートル以上の花房

くまんばちの羽音を聴きながら

むせるような強い香り。
そして巨大なクマンバチ！すごい羽音ですが、蜜を吸うのに夢中、こちらに見向きもしません。

水上には白い藤。

水の上なのがまた素敵✨

白い藤も見事でした

まさしく「グッとくるもの」でした。
目に美しく、嗅覚もくすぐられ、1メートル以上にもなる花房が風にさわさわと揺れる音。五感満足。

前日の天気と打って変わって厚いくらいの晴天の中、花を堪能し本殿でお参りをし、本殿を取り囲むように建っている小さな神社たち。よく見るとご祭神は素戔嗚尊だったりします。おのれの勉強のためにもいよいよバッテリーがわずかになったスマホで写真を撮りました。

帰りのバスは風景を楽しみました。
駅に着いたら、ひとり遠足の楽しみ納め、カフェに寄ってゆっくり読書。

フリーの日に用事をこなすためでなく、自分でわざわざ計画して出かけたのは久しぶりだなあと思いました。
そして、ひとりでの外出は自由で楽しい♬

人と一緒も大好きだけど、またたまにこんなひとりお出かけしよう。