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息子プロデュースの三者面談

会社勤めでもないのに毎日忙しく過ごしています。

昨日は朝10時から大宮のみどりの学び舎で「ミーニングノート✕銀河のマヤ暦」という、一日三つのチャンスを書くミーニングノートをわたしたちが普段使っている1週間7日のカレンダーではなくマヤ暦の13日周期で書くための講座を受けてきました。
そのあと、参加者のうちのおひとりと近所のカフェで一時間ほどお話し、それまたミーニングフルな会合になりました。その方はじっくりとわたしの話を聞いてくれました。今地元さいたまで色々な人と知り合って新しい関係ができつつあること、ワクワク母の会のことなど。彼女は「人を変えることはできないけれど、価値観を変えることはできるかもしれないね」と心に残るコメントを伝えてくれました。

急ぎ浦和の自宅に戻り、デニムをスラックスに履き替えてパンプス履いて中学校へ。
17時から三者面談でした。まだ一年生なのに三者面談。学校について息を切らせて4階まで階段をあがったら、落ち着かない表情の息子が出迎えてくれました。緊張しています。わたしは今困っていることもないし、最近何かと出しゃばって行動することが多くなったせいか話すことが楽しみになっていたりもするので、廊下の窓から夕焼けの空を眺めて待ちました。

前の親子が帰り教室に入ると、補習で使っていたという美術の道具を戻す息子に先生が自然に声をかけました。席に案内され座りました。

「本日はお集まりくださりありがとうございます。これから三者面談を始めます」
と切り出したのは、先生ではなくて息子。

「学習についてです。前回のテストはあんまりやらなかったけど、今回のテストはワークを~、勉強時間が~、でした。おうちの方から学習について何かありますでしょうか」
緊張で心ここにあらずの息子が隣に座っているわたしのほうに向きます。

「え!誰に向かって話せばいいのですか。先生ですか、ぼぼくんにですか」
「ぼくです」

想像していたというか、自分が昔経験した三者面談とはかなり違い面食らいながら、学習について思うことを話しました。わたしの思いは一貫して「自分が自分のために必要と思ったことを原動力にして勉強してほしい」です。

「次に先生からお願いします」
先生もただワークをやっただけでは成績は伸びない、ワークをどのように活用するかを考え実行することが大事と、そうですそうです!と手をたたきたいことを言ってくれました。

「次は生活についてです」
こんな具合に息子のファシリテートが続きました。

息子に聞かれ先生の前で答える。少し息子を褒めるようなことを言うと息子がかすかに表情を動かし嬉しいのがわかります。先生も「そうなんですよ!」と同意してくれるともっと嬉しくなるのか座りなおしたり落ち着きがなくなります。

息子の前で先生に最近わたしが気にしていることもお話ししました。
情報社会の今、本やマンガ、インターネットから受け取ることばかりで、アウトプットが圧倒的に少ないことが気になっている。自分主体の行動ができればいいと思う。テストの成績が良くても他人に言われて勉強するのだと将来への力にならないからまずそこに目を当てたい、どうしたら自分から行動できるかと考えると、「自分との対話」を十分にすることだと思っています。そのために何か手作業とか集中できることを息子と考えたいと思います。

正面の先生を見ながらお話ししましたが、息子が隣で頷きながらよく聞いているのもわかりました。耳タコだけど、それを先生の前で母が言った。先生もうなずいている。息子の中でわたしが日ごろ話していたことがオフィシャルになったことがわかりました。反抗期の入り口にいるのだろうけどまだまだ素直な息子。

帰りは自転車にありえないほど重い息子のバッグを載せてあげ、帰りました。小走りの息子をポイントポイントで待ちながら、いい会だったと思いました。

三者面談、三人が対等に話をする。
学校に何かと物申していますが、昨日の会はとても素敵でした。
よかった、ありがとう。


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