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歌で国を治める世界があった~ホツマツタエ

今日はおひさまのおうちに行き、坂井洋一氏のワクワク古代史セミナーに参加してきました。

坂井氏は学生のころから洋画や洋楽が大好き、英語にもはまり、映画のバイヤーとして世界を走り回っていた方。あるとき映画「ダヴィンチ・コード」を見て隠された古代史に衝撃を受け、ご自分も古代史を研究されるようになったそうです。

古代を知る方法、通常は①文献学、②考古学、③言語学、それぞれの学者が絡んで研究していくことが世界では共通です。それが日本では③が抜けてしまうそうです。日本では日本語しか話されないから。でもそれは落とし穴になりうる、冒頭にそんなお話をされました。

古代文献といえば、古事記と日本書紀が知られていますが、そのネタ元ともいえる「ホツマツタエ」があります。ホツマツタエは水田稲作を日本列島に広めたリーダーたちの物語。天皇と水田稲作は切っても切れない関係です。数年前に天皇が変わり「大嘗祭」が行われたのも記憶に新しいです。このことは古事記と日本書紀には出てこないそう。隠されている?そして古事記では神として描かれている登場人物はホツマツタエでは人間です。

ホツマツタエの特徴は五七調で書かれ、一番よく出てくるワードは「ウタ」だそうです。そしてたくさんの歌が書かれている。描かれている世界では歌われていたろうに、文献ではその節を聞くことはできません。そこで坂井氏はメロディをつけてみたそうです。そのひとつに「アワの歌」があります。この歌は重要だったようです。そしてこの歌を歌うと血の巡りがよくなり健康になるとホツマツタエに書いてあるそうです。「波動がよいのでしょうね」と坂井氏。

坂井氏が作曲したのがこちら。

歌ってくれたのを録画したので、それを貼り付けたかったのですが、容量の関係でできませんでした😢ア音、イ音、ウ音・・・と続いている!

ホツマツタエに出てくるイザナギイザナミの娘、昼子は捨て子で住吉さんという人に育ててもらいます。住吉さんの得意技は船を造ることと国に問題があったときに歌を作って歌い問題を解決すること。
ある日海が荒れ船が危ない時、こう歌いました。

♬ながきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな

これで海が鎮まったそうです。回り歌、前から読んでも後ろから読んでも一緒です。バッハのようです。すごすぎる~!

住吉さんに育てられた昼子さんも、問題解決のためのお歌を作る役割を大王から承ります。
ある日収穫間際の田がイナゴの大群に襲われたときに、現地に出向き歌います。

♬たねはたね うむすぎさかめ まめすめらの ぞろはもはめそ むしもみなしむ

この歌でイナゴの大群は海に追いやられ、波にのまれたそうです。そして農民たちは喜んで、昼子姫を和歌姫と呼ぶようになり、玉津島明神として祀ったそうです。和歌姫は和歌山県の名の由来となっている。

ちなみにWikipediaで日本三大歌人を引くと、
柿本人麻呂、住吉大神、玉津島明神
と書いてあるそうです。衝撃!

驚きの連続でした。
歌で問題を解決していた社会が古い昔にあった。ここ日本で。
帰って調べたらホツマツタエは偽書などともいわれているようですが、本当でなきゃいけない気がします。

ここに書いたことはほんの一部。出雲王国、徐福伝説、日本に来た民族等々、えー!とショックをうけることがたくさん。
第二弾が楽しみです♬

興奮の2時間のあとは、主催者の方のおいしいカレー。
素晴らしい出会いの日だったなあ。




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