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「イヤ!」の取り扱い~心のコントロール

息子が幼稚園で年長さんになった年、バザーの会計をしてくれないかと執行部から電話がかかってきました。やりたくなかったけれどフルタイムの仕事をしているなど物理的に断れる理由もないし、嘘ついてまで断るほど落ちぶれた人間でもないと思い、お引き受けしました。

実際やってみて、とても大変で、数か月に渡り幼稚園に通い打ち合わせをし準備をして、予算が入っている銀行口座の残額がどんどん減っていくのをどうやって持たせるか、当日に用意するつり銭の額はいくらが適正かなど検討し、バザーの前一週間くらいは眠る暇もなく、まだ幼い息子もほったらかしになり、自分の子に本を読み聞かせもできない幼稚園の役員って何なんだと思いました。

そんな経験から、小学校6年間はひたすら役員から距離を置きました。6年生の子ども会でも超楽な役割にあたり、何もしないでもうすぐ卒業♬と浮かれていましたが、ある日その超楽な役割の本部が景品の袋詰めを手伝う人を探しているとlineで回ってきたので、その日は空いてるしそれくらいやるかと思い、小学校に向かいました。それがどんなことになるか知りもせず。

育成会と呼ばれるその集まりでわたしは無心に袋詰めをしました。できるだけ早く片付ければ来た甲斐もあるっていうもんだ、と思って全集中していました。育成会は息子が6年間お世話になった「放課後チャレンジ」という、近隣の住民の方が小学校に来て希望する子たちに伝承遊びを教えてくれたり宿題を面倒見てくれるスクールにもかかわっているようで、息子がお世話になっている先生方も複数いました。
「さすが若い人は違うわね」「期待できるわ」「大丈夫大丈夫」
こんな声が聞こえてきました。
あれ?なんか変だぞ。
わたしも名前を聞いたことあるまとめ役の人が近づいてきました。
「お仕事しているのかしら?」
わたしはフリーで教える仕事をしていると答え、その人は満足そうに去っていきました。

その会は育成会に次世代をくわえこむ会でもあったのです(゚Д゚;)
息子が6年間お世話になったチャレンジスクールの先生方の前でお断りすることがもちろんできませんでした。結局、育成会とチャレンジスクールで活動することになってしまいました。

しばらくすると今度は旦那さんの従業員が中学校のPTA本部にいて、わたしに後任になってもらいたいと言っていると伝えてきました。
イヤだったのでスルーしていたのですが、小学校の図書ボランティアの人が同じような話を受けているのを見て、なぜかわたしもやることにしてしまいました。

4月になり、息子の中学校生活が始まったことでも色々大変なのに、毎日のようにPTAの仕事で中学校に行ったり、育成会関係のこともやりとりや書類を送ったりでせわしなくなりました。
今日は10時に育成会の会合、14時にチャレンジスクールの会合がありました。そしてPTAでもやることがあり、9時に中学校に行きました。

嫌で嫌でたまらない。
なんでこんなことになってしまったんだろう。

だけど、集まった先にいる人たちはとてもいい人たちなのです。
魅力的な人も多いです。
イヤなんだけれども、イヤの気持ちを前面に出すわけにはいきません。
周りにも自分にも歓迎されないイヤな気持ち。

どうせやるんだから「イヤだ」とネガティブになって自分も周りも嫌にさせるのは理にかなっていない。
とは思うものの、「嬉しい!」なんて思わないし。

はて、どうしたものか。
「イヤ!」をどう取り扱うか。

とにかくこんなことに呑まれて一日を終えるのはお断りです。
こういう日こそ攻めの姿勢、めったにやらないお風呂掃除を。
イェイ!

どんな日よりも早く寝るぞ!ウォー!



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