私のライフワーク 認知症への対応
私は今まで認知症キャラバンメイトとして地域や企業や学校や様々なところで認知症のサポーターを養成する講座を開いてきました
その結果認知症への理解が広まり、講座を受けてくださった方からは「認知症にやさしいまちって結果みんなに優しい街なんだよね」という素敵なコメントもいただいたりしています
北九州市は政令指定都市の中で最も高齢化率が高く、その中でも門司区は36.8%という市内でも最も高い高齢化率です
85歳を超えると認知症の出現率も上がってきます
高齢者の介護の問題でご家族が一番負担に思うことは認知症の問題です
認知症の方のご家族はその現実をなかなか受容することもできずとても困っています
北九州市全体でみると要介護認定を受けた方の62.7%の方に何らかの認知症の症状が出ていることが分かっています
現在北九州市には一箇所だけですが、アシスト総合保健福祉センターの中に、北九州市認知症支援介護予防センターというのがあります
門司区の方が行かれてる方もいますが「遠いわよね」という声をよく聞きます
そこで北九州市でも最も高齢化率が高い門司区にその地域型センターを設立してはどうかと思います
情報の発信源でもあり、相談窓口でもあり、支援者が集うところでもあり、オレンジカフェもある
そのような場所が門司区にあるといいのではないでしょうか
市レベルの認知症支援介護予防センターを私はとても評価しています
私たち認知症を支える支援者の中では拠点が欲しいというのが長年の夢でした
その夢が叶い、北九州市認知症支援介護福祉センターが情報発信や相談窓口の場になっている姿を見るととても嬉しく思います
特に若年性認知症の方への支援の問題は高齢者とはまた違った、病気や認知症に関わることだけではなく経済的な事を仕事をどうするのかとか、まだ子供さんが小さいとかの問題を含んでおり、より複雑で長きにわたる支援が必要になります
ご本人やご家族行政と福祉関係者地域関係者が一緒に考え進めていくことが大切です
介護保険の財源には地域支援事業という仕組みがあります
地域を支えるために使えるお金です
その地域支援事業を活用して現在は北九州市に一箇所しかない認知症支援介護予防センターの地域版を作る
そこに NPO や介護保険事業所が認知症の会が集まって、情報発信や相談窓口になる
がそのような拠点を作ろうと「きみの居場所」を設立しました
私は 中村じゅん子はあきらめない
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