米を愛する私が厳選した 悶えるほど旨い「ごはんのおとも」神7
おうち時間が多くなり、ごはんを炊いて家で食べる方も多くなっているのではないでしょうか。
そんな私も、頻繁にごはんを炊いています。
美味しいごはんが食べたいあまり、棚田で米作りを5年経験し、仕事でも米に多く関わってきた私。
そんな私は、気づけば米マニアとなっていました。
ごはんのおともには特に妥協を許さず、全国各地の悶えるほど旨い食材を厳選し、日々味わっています。
悶えめし(もだえめし)とは
お米を味わうために供された悶えるほど旨い料理を「悶えめし」と言います。どんぶり、寿司など米料理全般だけでなく、ごはんに合うおかずや、ごはんのおともなども含みます。
今回は、私が悶えるほど旨いと思った厳選「ごはんのおとも」を7つ紹介します。悶えめしの神7です!
①ごはんが消滅する!?「氷魚醤油煮」
ある日突然同僚に「いいから食べてみて、ごはんが消滅するから」といただいた琵琶湖の冬の味覚である氷魚(鮎の稚魚)の醤油煮。あまりの美味しさにその同僚の知人でもある製造元の奥村佃煮さんに連絡を取りました。
奥村さんいわく、鮮度の良い状態から加工しており、鮮度が良すぎても硬くクルンと丸まってしまうため、微妙なポイントで火を止めているそう。この火加減は奥村さんじゃないとマネできないそう・・・恐るべし。
②小さくても肉厚「七折小梅」
これ、酸っぱいんですが、めちゃ香るんです。しかも小さいのに果肉が多く柔らかいのが特徴です。私の地元でもある愛媛県砥部町七折地区で、古くから栽培されている小梅。その完熟梅だけを天日干して、農家と契約栽培した赤紫蘇と長崎産「天然塩」だけで漬け込んだ、昔ながらの酸っぱい梅干しです。たまらんです。
③パリッとした紫蘇ともちもち味噌「しそ巻き」
東北地方で盛んに食されるおかず「しそ巻き」。その中でも今回紹介するのは山形県北部、新庄の斎とうやのしそ巻きです。味噌や砂糖、みりん、ごま、くるみを混ぜたあんを青しそ(大葉)の葉で包んでいるのですが、最後に油で揚げているんです。なので、しその葉はしゃりしゃりとした食感で、ごはんに乗せると悶えます!
④至高の口どけ「ぬま田海苔」
こちら、ぬま田海苔の「鹿島第一壱◯2(かしまだいいち いちまるに)」←呪文のようですね。4代目当主の沼田晶一朗さんが厳選した中でも特に、有明海に豊富に流れ込むミネラルをいちばん最初に受けた場所で育った海苔がこちらです。
私は、炊き立てご飯を海苔で巻いて、醤油をつけずに食べるのが好き。口に入れるとパリシャリからのフワッとしたくちどけが至高の美味しさ。悶え度マックス!
⑤なくてはならぬ「辛子明太子」
やはり辛子明太子は、ごはんのおともでなくてはなりません。
どこの、というのが甲乙つけがたいですが、「ふくや」も「やまや」も美味しいですし、スーパーの明太子でも構わずお弁当にINしています。もう魚卵ってだけで美味しいんですもん。大変。一方辛くないあま塩たらこは「八島商店」が一押しです。
⑥徳島県神山の郷土料理「紫蘇の黒糖漬け」
徳島県名西郡神山町で昔から親しまれてきた、紫蘇の黒糖漬けは、知人にいただいて知った一品です。梅干しと一緒に漬けた赤紫蘇を黒糖で熟成させたもの。塩味と甘みが一緒に来るので、食べた方はびっくりするかもしれません。ごはんに乗せたり、納豆に入れたりすると悶えます。
⑦ツーンなのに優しい。農家がつくる「わさび漬け」
最後は、静岡県天城のわさび農家がつくる「わさび漬け」です。柔らかい茎だけを厳選し、本わさびを使用しています。しかも原材料が、酒粕、茎わさび、生わさび、砂糖、水飴、醤油、塩で添加物は一切使用していないよう。ツーンとしてるのに優しい味。以前知人の方にいただいたここのワサビも美味しかったです。
というか、当然7つに収まらなかったので、まだ続編出します。
さ!みんな、ごはん炊いて食べよう!
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中央省庁に勤務。日本の食と農に思いを馳せる妄想料理家。休日はNINO FARMにて野菜作りをしたり、全国の産地に出向き美味しい食材の魅力を発信する。フードアナリスト、野菜ソムリエ / 愛媛県出身/砥部焼大使。