「タベツクスフルーツ展」で日常で食べる果物について考えた
世田谷の青果店「東果堂」さんが主催する「タベツクスフルーツ展」に、友人からお誘いを受け行ってきました。
東果堂さんのウェブサイトはこちら。
「美味しく楽しく余す事なく」をコンセプトにエシカルフルーツを推進しながらケータリングなどを手掛ける果物屋さん。今回初めて知りました。
会場に行くと衝撃的な美しさ。まるでフルーツの国に来たようです。
並んでいる果物は、大田市場の仲卸とフルーツ専門店が厳選したもの。
特に感動したのは、苺とマスカットのフルーツサンド。
観るだけじゃなく、作品に触れてOK、撮影してOK、もちろん楽べてOKの参加型の展示会。
厚労省のデータによると、2018年の1人1日当たりの果実摂取量は96.7gで、消費のピークとされる1975年の193.5gから半減しているそうですが、東果堂代表の岩槻さんが危惧されているのは、フルーツを食べないことのではなく「フルーツに触れる機会が少ない」こと。今回の展示も、より私達が日常的にフルーツの魅力を感じられるように、と意識して色んな仕掛けがされていました。
こちらの「フルーツのお刺身」もそのひとつ。3種類のフルーツは、茨城県鉾田市の風早いちご園の「とちおとめ」、色が変わらない奇跡の林檎「千雪(ちゆき)」、日本一の甘さと名高い金柑「こん太」。ひとつずつ説明を聞きながら味わうことでまた経験値が爆上がりしました笑
フルーツは大事な人へのお土産として買ったり、特別な日に食べたりと、日常以外のシーンに登場するイメージが根強いですが、ここでお聞きしたことを通じて、もっと毎日の料理にフルーツを登場させようと思いました。
とりあえず、家にたくさんあるドライフルーツは、近いうちにクリームチーズと生ハムで巻いて、ワインで夜な夜な楽しみます笑
中央省庁に勤務。日本の食と農に思いを馳せる妄想料理家。休日はNINO FARMにて野菜作りをしたり、全国の産地に出向き美味しい食材の魅力を発信する。フードアナリスト、野菜ソムリエ / 愛媛県出身/砥部焼大使。