にっぽん食めぐり【石川県:なすのオランダ煮】
日本全国各地に潜む「食の宝」を紹介する #にっぽん食めぐり
3食目は石川県の「なすのオランダ煮」
以前、local letterの連載「松本純子とゆく100年先も守りたい郷土料理探訪」で、いしかわ観光特使の 作田 雅子さんにインタビューした際に教えてもらったのがこちら。
本来のオランダ煮は揚げたり炒めたりする作り方だそうですが、作田さんの家では、夏にいっぱい採れるなすを消費するために、鍋いっぱいにつくっていたそう。
乱切りにして、お水と調味料でコトコト煮込んで、トロトロな状態のなすをご飯をセットで食べる。最高です。
「あとは、なすそうめん。乗せるんじゃなくて素麺と一緒に煮込む」のだそう。最後に味噌で仕上げると香り高く、おだやかな味わいになります。
なすはこれから、皮が薄くて柔らかいものが多くなり、わたし的には秋茄子は最高の食材。また作ろう。
中央省庁に勤務。日本の食と農に思いを馳せる妄想料理家。休日はNINO FARMにて野菜作りをしたり、全国の産地に出向き美味しい食材の魅力を発信する。フードアナリスト、野菜ソムリエ / 愛媛県出身/砥部焼大使。