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フィンランドの野草を食べてみた②イラクサ

 フィンランドでよく食べられているのがイラクサ。フィンランド語でNokkonenといいます。フィンランドではペーストにしたりスープにしたり。みんな大好きな食材。日本のイラクサとは近縁種で、ヨーロッパイラクサといいます。

 イラクサといえば、誤って触れたときの痛さを想定する人が多いでしょう。あの痛さはそのトゲから。トゲの基部にはアセチルコリンとヒスタミンを含んだ液体の入った嚢があり、トゲに触れその嚢が破れて皮膚につくと強い痛みが生じます。

 フィンランドでは野生植物の中で最も重要であるといわれています。イラクサはどこでも成長するし、春の早い時期から収穫することができます。また、野草の中で最も栄養豊富で健康的。ジャガイモとカロリー値が等しく、ニンジンの2倍の栄養価があり、同じようにスープなどに使われるホウレンソウよりも多くの栄養を摂取できるといいます。

 私は春先から何度も収穫して食べています。使い方はホウレンソウといっしょ。フィンランド式にスープにもしますが、お浸しにも使っています。そして何といってもおいしい。棘はゆでればなくなるので大丈夫です。採るときは手袋必須ですが^^;

 イラクサは古くは繊維や紙に利用されていました。フィンランドでは漁網や帆にも利用されていたようです。

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