「じぃちゃんのこと、言えんやん」

無機質な声が刺さる。
チラッとワタシに目を遣ってから
テレビに視線を戻す
顔色ひとつ変えず

ぐうの音も出ない。

ジブンさえ制御不能な暴君『ワタシ』を
封印できるのはヤツしかいない。






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