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ステップ(詩)

ドアを開けた瞬間に

私の頬に秋かぜが吹く

火照った体の熱がサラサラと

小川の様な優しさで

一気に流されていく…

体の芯からつま先まで身体を確かめる様に…

私はスカートの裾を少し襷上げ

コンクリートのステージで踊り出す

つま先を上げ無重力の中でのステップしていた

いつからだろう…

夕焼け色のライトが私を照らした

汗と一緒に私の黒髪が顔にくっついていた

黒い仮面がゆっくりとはがされ

私の心がしっかりと叫んだ

胸がすくほどかっこいい1日だった…と

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アグア 『短編小説.詩』
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