鎮痛剤はお守り

仕事中、隣席の先輩の様子がおかしい。
だいぶお疲れのようで体調不良らしい。
「そんな時は早めに帰りましょう」と
促すのだけれど
「よくあることだから」と譲らない先輩。
(よくあることってダメでしょ…)
「もし必要なら鎮痛剤ありますよ」と
斜向かいの大先輩が薬を取り出すと
「私も」「私も」「私も」…と
薬を取り出す同僚たち。

みんな言わないだけで
痛みに耐えながら
仕事をしている時があるってことが判明。
そういう私も薬を出した一人。
疲れからくる歯痛や頭痛がきた時用に
鎮痛剤をお守りのように持ち歩いている。