見出し画像

Film outでひたるしかない『劇場版シグナル』

 ミニシアターだけで生きていけると思っていたけど昨冬『鬼滅の刃』のおかげでTOHOシネマイレージを復活させました、じゅんぷうです。

『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』見てきました。まだ公開1週目なので、ネタバレしない程度に感想など。

画像1

あらすじ 壊れた無線機によって時を超えてつながり、協力して未解決事件の真相を暴いてきた過去の刑事・大山(北山一輝)と現在の刑事・三枝健人(坂口健太郎)。交信が途絶えて何年かたったあるとき、政府高官・三谷(杉本哲太)の乗ったハイヤーが首都高で暴走し、運転手ともども事故死。単なる事故ではなく、車内でふたりはすでに死亡していたことが判明する。死因は2001年に西新宿で起きたテロで使われた猛毒ガスだった――

 原作の韓国ドラマ⇒日本版リメイクドラマときて、日本製の劇場版。韓国と日本でドラマの話数も分数も違いましたが、そこで端折られたエピソードとかではなく、映画オリジナルのストーリーです。

 なので、ドラマのラストとのつながりとか設定とかセリフとかもろもろ、「ん?」「おい?」となる箇所はありましたが、あれから3年たっているので(過去の大山時間ではもっと)もう完全に別物のテイで見ることができれば成功…でしょうか。なんなら健人はプロファイラーだということも忘れたほうがいいかもしれません。

 日本版ドラマを見たときに感じたフィクション感。韓国では実際に起きた事件をモチーフにしていたからこそのリアルな背景を感じられたけれど、それでも日本版も人間ドラマとして面白かったと思うんです。そこへ今回バイオテロという、日本でも経験のあるリアルな背景。あってはいけない事件だけど、これって大事だなと思います。そこまではよかったんだけど、途中からリアルみの欠ける展開へのツッコミが自分の中で大きくなりすぎて…もう心の声が最大ボリュームで「応援呼べや…!!」と叫んでいました。あとお伝えしたいのは、白髪まじりの伊原剛志がトミー・リー・ジョーンズにしか見えないということでしょうか。似てたんだな、あのふたり。

 とにかく韓国ドラマの『シグナル』を見た人は、基本設定以外は切り離して見ることをおすすめします。

 わたしは劇場でBTSの「Film out」を聴けて、それだけで美しい余韻を味わえました。これを聴きに行ったといってもいい。ラ~ラララララ~





いただいたサポートは①心と体の栄養②妄想と仮想を現実化③さらなる発信のために使わせていただきます❣